■目次
あがり症を克服した方法
影谷トモ(筆者)の実体験
はじめに
こんにちは。影谷です。
私があがり症を克服したことについて、「どうやって乗り越えたの!?」「私も悩んでいるので教えてください!」と、多くの反響をいただきましたので、今回はその思考力をお伝えしたいと思います。
緊張なんて無縁だ!鋼の心臓だ!という方はスルーしてください(笑)。
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
超がつく「あがり症」の影谷です。
あがり症の克服方法の前に簡単ですが、私のあがり症がための数多くの伝説をお伝えしておきましょう。
→関連ページ 詳しいプロフィール
1.集団面接の自己紹介時に前の番の学生が発言した出身大学名を緊張のあまり自分の出身大学として言ってしまう(その大学には行ったこともない)。
2.学校の音楽発表会で足が震えすぎて隣で合唱していたクラスメイトが「地震だ!みんな逃げろ!」と本気で言い出した。
3.赤面症でもあるため、いたって健康なのに顔が赤いから「熱があるんじゃないの?」とすぐに心配される。※至って平熱。
4.よくどもる。それもベテラン漫才師・大助花子の大助師匠ばりにどもるので、日本語が通じない韓国人と間違えられ、「アニュハセヨー」と言われたことがある。
と、書き出すとキリがありません。
あがり症だし、赤面症だし、挙動不審だし、警察から職務質問を受けた回数は通常の方の3生涯分はあるでしょう。
この時は本当に嫌だったので「あがり症を解決!」「緊張なんてもうしない!」なんていう参考書を10冊くらい読みましたが、そんなうまくいきません。
よく本に書かれていたことは「緊張するのはあなたが自意識過剰になりすぎているから。あなたのことなんて誰も何も気にしていないから安心して!」という類のものばかりでした。
そんなこと言ったって緊張するもんはするんじゃい!
本に書かれていることは本当に無責任なことばかりです。
著書は精神科医やカウンセラーだったりするのですが、書いてる本人があがり症じゃないんだから、わかりっこないのですよ。この苦労は。
いろいろ試しましたけど結局ダメでした(笑)。
ただ幸いなことに私はあがり症であっても、赤面症であっても、「人と接することは好き」だったのです。
いろんなところで、いろんな人と話すという行為はずっとめげずにやってきました。
お会いした人との間でどんな大惨事になろうとも、できるだけ楽しい時間を過ごせるように努めた行動は「あがり症」を克服に向けて一歩を踏み出す勇気を引き出したかったからです。
影谷流 あがり症の克服方法
では具体的にどのようにあがり症を克服していったのか。
それは私が仕事で「より多くの成功者・知識人と会う」という大量行動を起こした結果から導く「経験」から完成しました。
その思考力とは。
1.結果に100点を求めない。
2.相手からどう思われるかということはコントロールできないとあきらめる。
3.相手のことをよく知ろうとする心構えをもつ。
1.結果に100点を求めない。合格点60点でいい。いやむしろ50点で十分。
あがり症だった私は「なぜ緊張するのか」という原因をあまり考えたことがありませんでした。
人前に立つとあがるのですが、その対策を考えたことがありません。
プロフィールでもお話していますが、就職活動中の面接は緊張の連続で100社受けても内定0。
唯一考えていたことと言えば、「緊張の解決策は場数を踏む」ぐらいでした。
確かに場数を踏めばそれなりに緊張もしなくなるのかもしれません。
しかし相手が毎回違うのに、超緊張マンが場数ぐらいで慣れるものでしょうか。
相手の顔も違えば、接してくる姿勢も違う。全世界に同じ人間なんていないのだから、場数なんてのは人前での経験には何の足しにもならないのです。
考え方を変えた
あなたは経験がこのような経験は無いでしょうか。
「後輩へ用事を伝えたのに自分が思っていたように出来てない!」
「取引先へ伝えたはずの商談内容がこちらとあちらの言い分で食い違っている!」
「上司に頼まれた仕事を完璧に完成させたはずなのに、出来てないと叱られた」
これは自分が100%その事について行動できたと思っていたのに、実はそのうち60%ぐらいしか相手に伝わっていなくて、トラブルになったという例です。
そしてこれは全て私がやらかした出来事です。
この時私は「人間って100を伝えきることってとっても難しい生き物なのだな」と痛感しました。
いくら努力して100%の力で行動を起こそうとしても結果5〜60%程度での成果しか上がらないということもあるのです。
ここから私は「結果に100点を求めない。合格点60点でいい。いやむしろ50点で十分。」という考え方をするようになりました。
もちろん最初からハードルを下げているということではありません。100%の努力で準備をし、行動を起こした時の結果の期待を50%程度に留めておくということです。
2.相手からどう思われるかということはコントロールできないとあきらめる。
私はとにかく気にし過ぎる性格です。
相手がどう思ったのだろうかとか、機嫌を損ねなかっただろうか・・・。とか、とにかく相手の気持ちを考えてしまう癖があります。
上司や得意先はもとより、後輩や知人にも同じように考えてしまい、「嫌われたくない」という心理から相手のことを気にし過ぎるあまり、対人あがり症を起こしていました。
あなたは相手のことを思うあまり、失敗したことはありませんか?
私はある出来事で相手の気持ちは人の力ではどうすることも出来ないとあきらめざるを得ない体験をしました。
ある時私の後輩が同期同士で恋愛感情になりました。男性の後輩が同期の女性に片思いをしたのです。その相談を受けた私は後輩への私の株を上げようと躍起になり、「よし!取り持ってやろう!」余計なことに首を突っ込みました。
しかし結果あえなく後輩はフラれ、社内がとてつもない変な空気が流れたあげくにその責任の全てが私にのしかかったのです。
後輩たちの売上は激減。慕ってくれてていた後輩も敵意むき出しとなり、事態は最悪でした。
この時私は「人の感情なんて自分の力ではどうにもならん。」という結論に至り、後輩の方から頼まれた取り持ち事ですら自分の責任になってしまったという事態から、人からどう思われようがその感情をコントロールすることはできないとあきらめました。
それからというもの人との接し方も客観的に姿勢を保てるようになり、良い意味での「あきらめ」は自分があがり症を克服するための一歩にもなりました。
3.相手のことをよく知ろうとする心構えをもつ。
これはビジネスの上でも重要なマーケティングの思考力です。
不安→失敗したくない→あがる
この不安への悪循環を取り除いてやる一番の方法はこの方法かもしれません。
それは『相手のことを知る』ということです。
現代社会は至るところに情報が溢れています。どんなことでもパソコンとインターネットがあればすぐに相手の情報が出てくる。
情報を制するものは勝負を制するという言葉もあるように、相手のことを「知っている」というだけで気持ちに余裕が生まれるのは当たり前です。
私はいつも体当たりの行きあたりばったりタイプで、何の下調べもせずに戦い(面接や商談)に挑むことが多かったように思います。
そして緊張。失敗。
そんなことは当たり前の結果なのです。
だからこそ相手の情報を先に知っておけば勝率が上がるのです。
それはビジネスのことだけでなく、相手の趣味や出身地、好きな本や音楽、何でもいいのです。
その一つでもわかれば、そこから話を広げていけばいい。そして何よりも重要な「知ろうという姿勢」で相手から学ぶという気持ちで商談やプレゼンを行えば、自ずと自分のペースになり、勝利への道は開けていくのだと思います。
あがり症は性分なので治らない。
こんな事最後に言って申し訳なのですが、私のあがり症は性分なので治りません(笑)。もう死ぬまで付き合っていくしか無いと腹をくくっています。
3000人の成功者と商談できる力をつけても、2億円のマネジメントを行えても、根っこはあがり症です。今だにド緊張します。
先日も商談中に緊張のあまり、カフェのテーブルに広げた商談資料にコーヒーをぶちまけてしまいました(笑)。
そんなことしょっちゅうです。でもそんなことも後日談で笑い話になってネタにもなります。
だから気にしていません。
※同僚からはそんな性格を煙たがられているかもしれませんが(笑)。
今回は私の「超あがり症」を克服した思考力をお伝えしました。
ぜひこれを読んでいただいた皆様からも「自分はこうやって緊張を解いた!」とか「こうやれば自分の感情をコントロールできるよ!」などの体験などございましたら、教えてください。
ぜひ参考にしたいです。
今回は「あがり症への考え方」の思考力をお届けしました。
『黄金の智恵袋』
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
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