■目次
フリーランスと確定申告

はじめに
こんにちは。影谷(かげたに)です。
新型コロナウィルスで経済環境が一変してしまいました。
個人事業主やフリーランスで働く方々の心中お察しします。
私の業界・イベント業(舞台関係)はフリーランスで働く人が多く存在し、アーティストばかりでなく、作家、イラストレーター、振り付け師、大道具、など舞台に関わる人達がこの3ヶ月仕事がまったくない状況にあります。
そして今後半年以上の自粛が見込まれ、換気ができず人が大勢集まるコンサートホールなどはコロナ自粛の解禁は最後の最後となると見込まれています。
人を集めてなんぼのこの世界においては相当な痛手。
インターネット配信でのライブなどもあるでしょうが、生の舞台がそれに取って代わることは無いでしょう。
フリーランスの多くの知り合いはこの状況下で廃業する人も出始めました。
こんな辛い状況が会っていいのでしょうか・・・。本当に胸が痛みます。「馬鹿野郎!!コロナ!!!!!」
さて、本日はフリーランスの税についてお話します。
以前にフリーランスはお金を貯めておこうという記事を書きました。こちらも合わせて読んでみてください。
こんなお悩みを解決します。
✔本記事の内容
✔ フリーランスの収益はどこから確定申告が必要?
✔ フリーランスで扶養内でおさめるには?
✔ フリーランスの確定申告
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
フリーランスになるなるとき、どれくらいの収益から確定申告が必要?
この手のお悩みはよく迷う問題ですよね。
収入が少ないから申告しなくても良いという判断をされがちですが、経済状況によっては申告が必要になるので注意が必要です。
フリーランスの収入は、事業所得、又は、雑所得という判断になります。
所得は、収入―必要経費=所得金額になります。
年間の各種所得の合計額が38万円を超える場合には、確定申告が必要になります。

フリーランスで収入を得ている者が、扶養家族から外れてしまう条件
よくフリーランスだけでは食っていけないので扶養に入れてもらっているという方がいます。。私の知り合いも芸能関係なので、こういう人は多く存在します。
扶養親族(控除対象配偶者)になるかどうかは、「収入金額」ではなく、その年の「合計所得金額」で判定します。
その年の合計所得金額が38万円を超えると扶養親族(控除対象配偶者)に該当しなくなります。
「合計所得金額」とは、フリーランスの場合、「収入金額」から「必要経費」を差し引いた金額になります。(他にも所得があればそれらを合計したものが合計所得金額になります。)
つまり、フリーランスとしての所得が38万円未満なら扶養を受けることができ、38万円以上なら扶養から外れるということですね。
副業としてフリーランスをやっている人の確定申告
会社員として働きながらの給料(源泉徴収済み)を得ている人が、フリーランスなどで副業として収入を得ている人がいます。
最近ではインスタグラムを広告媒体とする「インスタグラマー」も多いですよね。
私の知り合いにも本業でデザイン関係の仕事をしている人(会社勤め)が個人でもイラストレーターとしてチラシなどのフライヤー制作を受けて仕事している人がいます。
その場合、フリーランスの収入は事業所得ではなく、雑所得に該当すしますので、フリーランスに関する年間の収入金額から必要経費を差し引いて雑所得の金額を計算し、本業の会社給与とフリーランスで得た所得の二つの給与所得とともに確定申告することになります。
また経費に関しても少し複雑です。
インターネット環境が必要で通信にかかるwifi等の経費が発生している場合、それらが業務専用であれば全額経費となりますが、家庭用と兼用の場合には利用割合に応じて経費となる金額を計算しなければなりません。
またそれ以外でもフリーランスの収入に関連するものであれば経費となりますので、確定申告の際は計上漏れのないように注意が必要です。
当然ですが、税務調査を想定して、請求書や領収書を受け取って保存をすることが必要です。
フリーランスで副業をされていて、かなりの金額を稼いでいる人は税理士さんに相談するのがおすすめです。
過去の記事も参考にしてみてください。
扶養内でのアルバイトとフリーランスの掛け持ちによる確定申告について
私の業界ではフリーランスだけでは食っていけいないということでアルバイトを始めようと考える人がいます。
またそんな中でも家族(親・旦那さんなど)の扶養を受けていてその扶養内でアルバイトをする場合はどれだけの収入を超えないように注意すべきかという話を聞きます。
私の知り合いにAさん(照明スタッフ・女性)というフリーランスで駆け出した子がいました。まだ学生で当然親の扶養内です。
その子はアルバイトもしているので親御さんの扶養から外れない(親御さんが扶養控除を受けられる)ためには、どうすればよいかという相談を受けました。
そうなると、そのAさんがフリーランスとして得る所得は年間の所得が38万円以内でなければなりません。
アルバイト収入は給与所得になるから、その収入から65万円を差し引いた額です。(収入が1,619,000円未満の場合)
また、フリーランスでの雑所得の所得は収入から経費を差し引いた額です。
例えば、アルバイトの収入が70万円の場合、給与所得の所得は5万円だから、フリーランスで得る雑所得の所得が33万円以内であれば扶養内となります。
こう考えるとガッツリ稼ごうと思うのであれば、Aさんの扶養内フリーランスはなかなか厳しいものがありますね。※働き方によるのですが・・・。

確定申告に必要なのは会計ソフトか?
確定申告に備えるためには日々の帳簿付けが必要なってくると思います。
税理士さんに任せれば、面倒な会計処理も一発簡単に終えることができるのですが、「高く付きそうだし、そこまでしなくても・・・」という方はご自身で会計ソフトを頼りに会計処理を行うことがベストと思います。
おすすめなのは「弥生会計」

文句なしの会計ソフトの老舗、最も利用されているクラウド会計ソフトです。
※「クラウド会計ソフトの利用状況調査」(2019年3月)-MM総研調べ。
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またその使いやすい機能性は私が事務所経営を始めたときにも簡単に使いこなせました。
あと汎用性が高く、この弥生会計を利用して帳簿付けを行っていると、途中から税理士さんに会計処理を任せたとしても応用がききやすいため、税理士さんによっては「弥生会計割引」なんてのもあったりします。
フリーランス・個人事業主の方の確定申告には「やよいの青色/白色申告 オンライン」 がよく選ばれています。
この機会に導入してはいかがでしょうか?
おわりに
フリーランスの確定申告、税問題などを話すとなかなか書ききれませんね。
これ以外にもフリーランスの節税対策、持続化給付金のことなど、多くのお金に関する問題があります。
お金のことで困った・・・という場合はお近くの税理士さんに相談すること良いとお思います。
税理士は皆さんの経営のパートナーですから。
新型コロナで休業中の私の仲間たちにもエールを送るつもりで本日は「フリーランスという働き方と税」についてお話しました。
「黄金の知恵袋」
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
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