自分を知り、相手を知る
四代目 華道池坊家 池坊 専好(池坊由紀)
はじめに
こんにちは。影谷です。
あなたはビジネスにおいて初めての人と会う時の心構えって持ち合わせていますか?
本日は私がお会いしました日本の文化「華道」の名家の次期家元の池坊由紀氏からのビジネス思考力をご紹介します。
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
【池坊専好(池坊由紀)】
いけのぼうせんこう(ゆき)華道・池坊家次期家元。天台宗の僧侶。頂法寺(六角堂)副住職。華道家元四十五世池坊専永の長女。次期家元として国内外でのいけばな作品の発表はもとより、日本画や彫刻など他の芸術分野とのコラボレーションなども展開。
華道・池坊流は日本を代表する歴史ある「いけばな」の大家です。
全国の池坊流の教室を束ね、その気質は歴史に重きを置くのではなく、革新の気風と歴史を大切にする。生き物である「花」に親しむ文化を広げようという使命を持たれているという印象を受けます。
一昔前は「お茶、いけばなはお嫁入りのたしなみ」と言われ、池坊流は女性の憧れでもあったそうですね。
そんな池坊流の総本山と言われる京都の池坊会館へお邪魔した時、次期家元の池坊由紀さんとご面会させていただきました。
私は仕事柄、多くの経営者にお会いすることがあったので、時々とんでもない豪華な応接室と出くわすことが有るのですが、池坊会館の応接室に招かれた際、扉に「V.I.P」と書かれたお部屋に通された時、すごいあからさまにV.I.Pと書いていることに驚愕し、「僕はV.I.PのVery Important Personではなく、Very Impact Person(とっても衝撃的なやつ)だけどね。」と心のなかでつぶやいたことを覚えています。
池坊由紀さん(私がお会いした当時はまだ四代目池坊専好のお名前は襲名されておられませんでしたので、由紀さんでお話します)とは実は二度目となる再会でした。
実は初めてお会いしたのは由紀さんのお母さんである池坊保子氏(公明党・元参議院議員)の新年祝賀会にお呼ばれした際にご挨拶したことがありました。
池坊保子氏は参議院議員を五期勤め上げ、文部科学大臣政務官、衆議院文部科学委員長、文部科学副大臣、財団法人日本漢字能力検定協会理事長などを歴任され文化部門で力を発揮された方です。
池坊家家元の奥様ですので、華道の精神をもとに国政に携わっていらっしゃったのでしょう。
私の仕事も及ばずながら芸事を紹介する仕事でしたので、接点が少しだけありました。
由紀さんと別ルートで再会を果たしたときは不思議な縁を感じました。
グローバルに活躍するために必要なのは、良質なコミュニケーション
あなたは人を接するとき、どのように接しますか?
これはビジネスの基本中の基本ですが、池坊流次期家元の由紀さんも同じことをおっしゃっていたことが鮮明に覚えております。
「私はいけばなを日本だけではなく、世界にも届けたい。そのためには異文化を互いに理解する必要があります。それはつまり、お互いのことをよく知ろうという気持ち。そして良質なコミュニケーションが必要に思えます。」
いけばなを世界中に届けたいという信念をお持ちの由紀さんからビジネスの基本を再確認させてもらいました。
しかし、これがなかなか実践できない。
良質なコミュニケーションを取りたいといっても、そう簡単ではないですよね。
特にわたしはあがり症だったので、本当に苦労しました。
でも必ず出来ると思います。
あなたも異性を好きになったとき、「あの人の好きな料理はなんだろうか」「こんな所に連れて行ってあげたら喜ぶだろうか」って想像するでしょ?
それは良質なコミュニケーションの第一歩なのですよ。
私もあがり症だったけれども、あの人と仲良くなりたい!そばにいたい!と思って、飛び出しそうになる心臓を押さえながらコミュニケーションを取ろうとよく思ったものです。
相手を知りたいという欲求が上質なコミュニケーションをすぐに実現させると私は思います。
大切なのは「自分を知り、相手を知る」
人生でも、ビジネスでも、とっても大切な言葉と思います。
池坊由紀さんからはそんなお言葉を頂戴しました。
「黄金の知恵袋」
本日もご覧頂き、誠にありがとうございました。
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