組織の力を120%団結させる方法 /貝原俊民(前兵庫県知事)

組織力を120%団結させる方法 

貝原俊民(前兵庫県知事)

はじめに

こんにちは。影谷です。

あなたは部署内でチーム一丸となってプロジェクトに打ち込んだことはありますか?

今こそ結束力を発揮するときだ!と思っていても、うまく歯車がかみ合わずに頓挫するこや、場合によっては「大失敗」という思わぬ結果で終わったという経験も多いはず。

私も事務所経営を行っていたときは部下や同僚との信頼関係を信用し、どんな課題でも乗り越えられると良く過信したものです。

そして過信のあまり、プロジェクトでつまずいたり、良い成果を出せないで終わるということも多々ありました。またそれどろこか身内である部下から後ろから刺されるようなことなんてこともありました。

本日はそんな同じ会社・事業所での「チーム力」についてのビジネス思考力をお伝えしたいと思います。

記事の信頼性

 

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。

現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。

特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。

貝原俊民(前兵庫県知事)

かいはら としたみ(1933年8月24日 – 2014年11月13日)。佐賀県武雄市出身。第5代兵庫県知事(在任:1986年11月24日 – 2001年7月31日、4期)。 2007年4月29日、旭日大綬章受章。公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機前理事長。

私は貝原理事長に大変お世話になりました。

その温厚な人柄と決断力のある力強い意思を感じる佇まいに。よく甘えるかたちでご相談にあがったものです。

現兵庫県知事・井戸敏三氏に兵庫県政をバトンタッチするかたちで後任を託し、「知事としての責任のけじめをつけたい。また限られた時間、妻の看病をしたい」と任期途中でご勇退された方です。

どんな難題でも「No」とは言わず、熱心に私の相談事に耳を傾けてくれました。

私が出入りしておりました当時は兵庫県知事を退任されてから公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機前理事長に就任されていました。

私が現職の兵庫県知事・井戸さんにお会いしたいと申し出たときも

「え?井戸君に会いたいのね。はいはい」

とすぐにその場で電話をかけて訪問の約束を付けてくれました。

※当時私は28歳です。たった一人で前知事のもとへのこのこ乗り込んで、よく現職を紹介してくれるものだと本当に驚いたことを覚えております。もちろん会社の看板を背負って当時の責任者でありましたので、大人の対応と言うことかもしれませんが、それでも私にはありがた過ぎる体験でした。

これ以外でも私達が主催する公演会場にもよく出向いてくれました。

時には壇上で「ここの会社はとてもすごいんですよ!」とほとんどの人から周知されていない我が社のことをスピーカーのように宣伝してくれたことが懐かしい。

これは私の恩師でもある佐江場さんと貝原さんとの出来事を恩義に感じてくれていたからこそだと思います。

ここではそのお話しには触れませんが、また機会があればご紹介します。

阪神淡路大震災

1995年1月17日に関西をおそった大災害。

被害者6434人。被害総額約9.6兆円。

この未曾有の大災害により、兵庫県を中心とした近畿を含む関西エリアは大きな悲しみに包まれました。

そう、貝原さんは当時の兵庫県知事だった方です。

その当時のことは本当にすさまじかったらしく、私が訪問してお話しするたびにその時のエピソードをいろいろ話してくれました。

そのうちの一つの我が恩師・佐江場さんとの出会いも一つのエピソードですが、他にも過去に紹介した手塚るみ子さんの父・手塚治虫さんの「火の鳥」は復興イメージキャラクターとして当時の兵庫県で活躍しました。

私を含む我社はいろんなきっかけがあって不思議な縁で繋がっていくのだということも個人の想いの中でふくらみました。

貝原さんは当時知事として、先頭をきって奔走されたとお伺いしました。貝原さんから生の声で教えてくれるとその時の状況がいかに筆舌に尽くしがたい状況だったかということがありありと伝わりました。

当時、その初動に遅れがあったことが指摘され、叩かれたということもあったようです。

確かに「関西には大地震は来ないという絶対的思想」が貝原さんにあったようで、このことについては後から猛省されておられました。

貝原さんの人柄に触れると本当に全ての責任を背負って立つ覚悟の格が違うとわかります。

こんな方が「現場から逃げる」というイメージは全くもってできません。メディアや一部の批判者には少し冷静になって欲しいと思ったものでした。

 

リーダーとしての判断する信念

震災が起こった時、自衛隊の派遣要請が遅かったのではないか、知事が2時間も遅れて登庁したと、批判が上がったけれども、貝原さんは一切の言い訳をしませんでした。

言い訳をしても、自己の弁護に過ぎない。被災者に申し訳ない。その思いでいっぱいだったそうです。

危機状態であったとき、本来は部下や現場の人間からの情報を吸い上げて、判断材料を見極めて行動するということが通例かもしれないけれども、不測の事態下ではそれもままならない。

情報を待つ間に更に被害が拡大するのであれば、リーダーたるもの独断と偏見で正しいと思ったことを行い、それが間違っていたら、自ら責任をとる。

これが長のとるべき態度だと、信念をもって行動を起こされていたそうです。

 

牽引するリーダーの覚悟は組織に伝染する

そして覚悟を決めたリーダーや指導者、経営者の信念は組織のメンバーに伝染し、結束力はさらに強固となると貝原先生は教えてくれました。

「会社においても同じだよ。リーダーが目先のことだけで判断していると組織は始めは動いても後からほころびが出てくる。そしてその責任をなすりつけあって、チームが崩壊するのだよ。リーダーは後から批判されても恐れない志が必要。自己の利害を考えるのではなく、組織にとって本当に必要なことは何かを見極める力をつけることが大切。そして、リーダーたるものは独断と偏見で正しいと思ったことは必ず貫き通す。そして間違っていたら、自ら責任をとる。そう、覚悟を決めることによって、道は自ずと開けてくるものだよ。」

組織が120%の力を出す方法

またもう一つ、さらに組織がまとまって120%の力を発揮する方法も教えてくれました。

「組織が一つの目的に向かって突き進む時、リーダーの絶対的覚悟と信念があれば100%の力を引き出せる。しかし120%の力を出したければ、それは自分の下にいる各サブリーダー達の存在を信じ、圧倒的信頼をもってその仕事を委ねるということも必要ですよ。彼らの存在そ信じ、その役割や仕事内容を認めてあげることです。そしてその責任は全てリーダーである自分が負うという姿勢を見せることが重要です。」

「また現状を憂いてばかりいるのではなく、その問題をまず回復する先のビジョンを明確に打ち出す未来への展望を示す姿も必要です。そうすればリーダーの背中を追って部下達も付いてきてくれます。」

当たり前の事かもしれませんが、実践することは本当に難しい。

私もこの教えを聞いた時、恥ずかしながらも実践して大失敗をしたことがありました(笑)。

リーダーや経営者の覚悟を部下に伝える力も必要と思ったときでした。

 

いかがでしたでしょうか。

本日は組織力を120%引き出す方法として、貝原先生の思考力をお伝えしました。

貝原先生は2014年に車で移動中、交通事故により亡くなられました。このニュースを聞いたときは本当にショックで手が震えたことを覚えています。

また一つ巨星が堕ちたと感じた瞬間でした。

 

「黄金の知恵袋」

本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。

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執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!