経営者失敗談 私が経営者としてやらかした失敗(影谷編)

経営者失敗談 私が経営者としてやらかした失敗(影谷編)

はじめに

こんにちは。影谷です。

本日は私が経営者として「やってしまった!」「こんなはずじゃなかった!」というような失敗談を思い起こせるだけ列記したいと思います。

芸能制作会社の事務所を経営して約7年。

数多くの「失敗」と「挫折」を経験して這い上がって参りました。

経営ど素人であった自分が会社経営にひょんな事から携わることになり、スタッフを5名程度を抱えた年商2億円の事業所を展開出来るようになったのは、私がこのブログで紹介している3,001人の成功者・知恵者からの「黄金の智恵袋」から学んで実践したことと、事務所スタッフに支えられたからでしょう。

本当に今でも感謝しています。

たくさんの仕事から多くのことを学びましたが、やはり実学となったのは「失敗と挫折」から学んだ経験が大きいと思います。

事実、私がお会いした経営者さんの多くは私に「社会の厳しさ」を教えてくれましたが、その「厳しさ」はご自身の実体験に基づく「失敗談」が多かったように思います。

お伝えできない「失敗談」も多くありますが、少しだけ私、影谷の経験とそれにまつわる展開をお伝えします。

 

1.明確な戦略(マーケティング)を立てる

まず、経営において外貨を稼がなければ事業を営んでいる意味がありません。

そのために経営者であるあなたはターゲットに対する明確な戦略を打ち出す必要があります。

つまりマーケティングというものですね。

これまでの記事で広報に関するマーケティングについてご紹介していますので、こちらも合わせてお読み下さい。

戦略的ブランド化への思考力

ブランドの作り方 /中貝宗治(豊岡市長)

このマーケティングにおいて私は以前、大失敗と言えるべき失態を犯しました。

被害総額は1,000万円。その当時の年商が1億円だったのでその10%をやらかしてしまいました。

この年は本当にキツかった(笑)。

 

私たちの会社は伝統芸能を扱っています。

取引先は民間よりも公的機関がそのシェアの80%くらいを占めます。

自治体、教育現場(学校)、公共施設・・・そのようなクライアントから当社の商材を購入頂きます。

当然、クライアントの性質が「公的機関」という税金を投入されているような団体ばかりなので、商材となる企画そのものもその公的機関に合わせた企画作りを行っています。

マーケット戦略は公共団体へロックオンし、公共団体が喜びそうな企画・価格に特化させていました。

明確なマーケティングは、結果的にコストダウン(利益率UP)に繋がります。

つまり、競合他社よりもターゲット顧客をより明確にすれば、より高い利益率でビジネスを展開でき、いわば競合よりも優位に立てるのです。

 

しかしここで難しいのが、私たちのクライアントはこのような公共団体ばかりではないということです。

時々に民間の大手企業からも発注が飛び込んでくるのですが、その時に事件は起こりました。

先方から当社の歴史(グループ親会社)を信用し、企画内容も簡単に確認した程度で発注をかけてきたのです。

発注額もまれに見る大金で、その売上げが喉から手が出るほど欲しい私は「喜んで!」と飛びついてしまいました。。。

しかし脳裏の片隅では「罪悪感」を感じています。

それはその商材がその民間会社が求めているものではないとうっすら気付いていたのです。

商材のターゲットを公共団体へ完全に照準あわせしていた企画を民間用に手直しするには企画開発段階から変更をかけなければならないという、とてつもない時間とコストと労力がいる作業になるからです。

私は「なんとかなるだろう・・・」と経営者として「GO」サインを出してしまいましたが、これが後に我が社を揺るがす大惨事となりました。

詳しくはお伝えできませんが、先方の担当者がこの事件で異動になり、私自身もグループ本社から始末書と大目玉を食らいました。

先方からお支払いされたギャランティは「丁重にお返しします」ということに当然なり、経営者であった私にも深い傷が残りました。

明確なターゲットを設定している商材戦略を応用するにはそれ以上の綿密な戦略的設計図が必要です。

私はこの失敗で「目先の利益に飛びつくと、御大本体の根本を揺るがす事になりかねない」と悟りました。

以前ご紹介した井筒八つ橋の津田社長も「目先の利益を追いかける企業にはなってはならい」と語られているように、自分の会社のポジショニングを考えるようになりました。

合わせて読みたい↓

「利益より永続を求めよ」 /(株)井筒八つ橋本舗 代表取締役会長・津田純一

 

2.経営資金は一定のお金をおいておく

これは多くの経営者が一度は失敗することではないでしょうか?

事業がうまくいきだすと、2号店、3号店、と展開したり、事業の商品開発を加速させたりと「いけいけどんどん!」になることが多いと思います。

事業を安定的にうまく軌道に乗せるために最大の努力は惜しまないでしょうが、その力のかけ方を間違い、運転資金を借り入れてまで事業拡大するのはやめておいた方が良いでしょう。

私が失敗した経験談では経営がうまく回り出したときに、「とにかく事業拡大!」とスローガンを挙げて取り組みだしたときのこと、万年人手不足であったので新卒採用や中途採用を増やして事務所メンバーの拡充を行ったときのことでした。

試算では何とか持ちこたえられる予算でしたが、「新入社員=即戦力」となりえなかったのです。経験豊富な経営者であれば「そんなこと当たり前じゃん」と言われそうですが、経営者ど素人の私は「人が増えれば売上も上がる、仕事量も案分できる!」と単純に考え、人件費投入を断行したのです。

結果、ろくに社会経験もない人間が商材を売れるわけも無い。ましてや特殊商材「芸能イベント」を広げてくることなんてもってのほか。

挙げ句の果ては営業車で事故を起してくる、不要な接待交際費を使用されるなど。。。彼らを再教育するために人材教育だけでも多大なコストを払いました。

売上で得た必要としないお金、つまり「surplus funds(余剰資金)」は最後の切り札として取っておくべきです。

あなたの大切なお金。

その投入ポイントの見極めが必要です。

 

3.経営実務を任せる

私は経営者ですが何でも自分でやらないと気が済まない質でした。

企画書の作成、宣材チラシのデザイン、広報展開の立案・・・

営業車の洗車、事務所建物の税務処理、歓迎会の幹事に至るまで・・・。

だから万年忙しいんだ!という声が聞こえてきそうです。

詳しいプロフィールでも書いておりますが、年間365日中300日くらい働いていましたので、もうプライベートなんてあったもんじゃありません。

当然こんなに働いているのですから体が悲鳴を上げることは太陽が東から昇るのと同じくらい必然です。

胃潰瘍、血便、めまい、・・・そいて年中抜けない眠気。

私は経営者で有りながら最前線の営業マンでもありましたので、営業出張も200日くらい行っていました。自分で車(営業車)を運転して・・・。

そして事件は起こりました。

「居眠り事故」というやつですね。

車が自走できないくらい大破しちゃいました。

しかしなぜか、体は無傷・・・。入院でもできれば一週間ぐらいぐっすり寝れるのに(笑)。

こんなことになったのは、当然ながら許容をオーバーした仕事量でしょう。

そして「なんでも自分でやる」というスタイルを貫いた結果の惨事。

命があって本当によかった。。。

 

そして今の私は当時の私に言いたい!

 

「任せられるところは任せよう!」

企画書も構成したら、具現化はスタッフに任せれば良い。

宣材チラシも外注すれば良い。

営業車に乗らなくても公共交通機関で行けるところはその方法で行けば良い(移動中に寝れるし)。

税務処理、帳簿処理は外注での顧問税理士に任せれば良い・・・。

このように仕事を案分すればどれだけの時間を他に使う事が出来たであろうか。

体も休めることが出来るし、趣味の時間を持つことだって出来る。

 

「時間」とは限りある財産です。

 

そしてその財産は世に生きるもの平等に与えられた権利です。

与えられたチャンスをどう活かすか。それをどのように自分のために使えるのか。

それは経営者である前に一人の人間として考えなければならい「問い」でしょう。

このブログでは経営者が抱えるであろう財務処理を顧問税理士さんにお願いして、本業に集中しようと伝えています。

こちらも参考にしてみて下さいね。

合わせて読みたい↓

餅は餅屋。新規開業は士業さんに任せよう

 

いかがでしたでしょうか。

経営者となった私が犯した失敗談を本日は成功するための思考力としてお届けいたしました。

この他にも失敗談はまだまだありますが、今回はこのぐらいにしておきます。

好評でしたら次回にまた別の機会でご紹介したいご紹介いたしますね。

 

「黄金の智恵袋」

本日もご覧いただき、まことにありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!