仕事で重要!「文字の大切さ」
字は運命と未来に影響力を与えるもの。
小林隆彰氏 比叡山延暦寺学問所長
はじめに
おはようございます。影谷です。
本日は「字」についての考え方で成功するためへ思考力をお届けします。
あなたは文字がもたらす影響力というものを考えたことがあるでしょうか。
あなたの字は綺麗?汚い?私は汚い上に雑でした(笑)。
字が綺麗ではないのであまり文字への執着心というのはありませんでしたね。字が綺麗な人への憧れや、独特の味がある方への好奇心こそありましたが、自分が書く文字についてはそこまで深く考えたことはありませんでした。
今回の成功者への思考力を伝えていただいた小林隆彰先生ですが、私がお会いしていた時ですら80歳オーバーの比叡山延暦寺のとても偉いお坊さんです。
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現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
【小林隆彰】
比叡山延暦寺長臈。天台宗大僧正。1928年、香川県生まれ。天台宗務庁総務室長、延暦寺執行、叡山学院院長、延暦寺学問所所長など要職を歴任。1987年世界初の宗教者会議「比叡山世界宗教サミット」の運営責任者を務める。弟子にはその修行雄姿がNHKでも放映された比叡山千日回峰行を二度満行した酒井雄哉大阿闍がおり、瀬戸内寂聴尼からも師匠と敬われ、今日なお多くの人材を育成している。
という方です。
私がお会いした時にもお話いただきましたが、先生が若い頃に織田信長の比叡山焼き討ちのことを肯定した発言「限度を超えた当時の僧兵の傍若無人ぶりは当然の報い。そしてその結果、比叡山が再び霊山として甦ったことこそ歴史として評価されていい」と、当時ではありえない延暦寺タブーを平気で発言し、織田家との和解の兆しを作った方でもあります。
※当時の延暦寺先輩からものすごい叩かれたそうですが(笑)。
余談ではありますが小林先生が初めた全世界から集まる「比叡山世界宗教サミット」で我が師匠・山折哲雄先生と談笑中に「あんたも知ってる影谷(私のこと)、独身で嫁さん探してるって聞いた?あいつに良い人いないもんかね。」という、私が両先生にいつも言っていた「良い人紹介してください」という話を本気になって、しかもそんな会議の場で話していてくれたことがとっても嬉しかったことを覚えています。
ちなみにお二人からの結論は「自分で探せ」ということでした(笑)。
俺の字をお守りにして持ち歩け。
そんなチャーミングな高僧・小林先生ですがある時、「俺がお前の名前を書いてやろう」と言い出したのです。
突然のお申し出によくわからなかったのですが、続けて先生はこう言われました。
「実はこの前、わしのことを昔から慕ってくれている男(70代くらい)がやってきて、私に自分の名前を書いて欲しいと言い出したのだよ。それをお守りにしたいのだと。最初は訳がわからんかったので、延暦寺のお守りはよく効くぞと言ってやったのだが、そいつが言うには先生が書いてくれた文字の方が何倍も効くというのだ。不思議なことを言うものだとその男の名前を書いてやったら、今も肌身離さず持ち歩いているというのだ。その時わしもそりゃ効くなと思った。」
「言葉というものに魂が宿るということは当然のことだが、文字にも不思議と魂がある。ましてや氏名というのは名字は先祖から受け継ぐ代々のもの。これはつまり運命だな。決して抗うことが出来ず受け入れるしか無いものだ。それとは違い、名前というものは親や縁のある人からつけてもらう未来への志だな。自分にしかない運命とそれを切り開く意思表示。これが氏名だ。自分の名を決して侮ってはならん。名はいつも共にある意思なのだよ。」
そして小林先生はおもむろに私の名前を書いたメモを手に託してきて、「字は運命と未来に影響力を与えるもの。文字で起こした意思を持ち歩くということはそれだけでも意味がある。さらに言うなら徳の高い人間からの頂戴した文字(名前)は更に効能があるぞ。良い名前じゃないか。未来が開ける意識を持てよ。がはははは。」
私は先生から託された自分の名前が入ったメモを今でも持ち歩いています。
また先生は持ち歩く文字は名前でなくても、自分が考える意思を表現した言葉や希望の文字でも構わないとおっしゃっていました。
あなたも成功する自分になるためにの「意思」を文字にして持ち歩いてみませんか。
今回は文字についての思考力をお伝えしました。
「黄金の知恵袋」
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
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