鞍馬寺・信樂香仁 /捨てる感謝を

捨てる感謝を

鞍馬寺・信樂香仁 貫主

はじめに

こんにちは。影谷です。

あなたは「捨てる」という言葉にどういうイメージを持たれるでしょうか。

ゴミを捨てる、お金を捨てる、人間関係を捨てる・・・

「捨てる」とった言葉にはマイナスの印象を受けますよね。

本日はそんな『捨てる』という言葉にちなんだビジネス思考力をお伝えしたいと思います。

 

記事の信頼性

 

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。

現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。

特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。

京都・鞍馬寺貫主 信樂香仁

1924年、京都府生まれ。鞍馬寺貫主、鞍馬弘教管長。京都府立第二高等女学校卒業。1944年、鞍馬寺入山。鞍馬寺執行・鞍馬弘教宗務総長を経て、1974年鞍馬寺貫主・鞍馬弘教管長に就任。先代信楽香雲貫主に短歌を師事、歌人でもあり、鞍馬山の自然のいのちを詠んだ歌も多い。
 
信樂香仁さん、御年95歳・・・。
 
本当に私の周りの心の師匠たちの長寿なこと。。。びっくりです。
 
以前の記事で私の周りの師匠たちがあまりに長寿なのでその共通するものについて書いた記事がありますので、もし興味があれば合せてお読みください。
 
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京都鞍馬寺といえば・・・

そう、思い出すのは牛若丸=源義経ですよね。

平安時代末期、平氏vs源氏の頃、平家に破れた源義朝が敗死、その息子達も処刑になるかと思いきや、平清盛の清盛の義母である池禅尼(いけのぜんに)が義朝の子達を必死にかばったために,命だけは助けられて流罪・出家。長男・頼朝は伊豆へ、次男・義経は鞍馬寺に。

義経の幼少時代の名は「牛若丸」。当時五条大橋で暴れる弁慶を懲らしめ家来とし、平家打倒を打ち立てた兄・頼朝に呼応して源義経となって平家との戦に出る・・・。

〜〜〜〜べん、べん、べん、べん〜〜〜

琵琶法師ならもっと情緒豊かに語ってくれるのでしょうが、歴史のお話しはこれくらいに(笑)。

幼少時代の牛若丸は鞍馬の山で天狗から剣術を学んだという逸話が残ります。

鞍馬のお山を訪ねると、本当に天狗が出てきそうな背の高い木々が生い茂り、霊験あらたかな地としてパワースポットで人気が出ることにも納得が出来ます。

余談ではありますが、源義経の兵法から学ぶ「ビジネス戦術」という話をあるキャリアコンダクターさんからお聞きしたことがありました。

とても面白い話だったのでまた機会があれば別の記事でご紹介したいと思います。

 

私は鞍馬寺にお伺いする機会が多くあり、参道をスーツ&革靴でよく駆け上がっていったものでした。

参拝者・登山客からすれば「ええ!?スーツ?」と良く奇異の眼差しを注がれたものです。

私の師匠でもある山折哲雄先生をお連れしたときなんて、鞍馬寺までの参道があまりにも急な勾配の坂道&石段であったため、当時80歳前の山折先生から「おい!いつ着くんだ!」とぜえぜえ言う背中を必死に押しながら参道を進んだエピソードも懐かしい・・・。

今となっては良い思い出です。

愛おしいという心を持つ

さて話を戻します。

私はいつものように鞍馬寺で打合せをさせていただくために社務所へ訪問いたしました。

社務所の窓からは鞍馬の山々、京都から滋賀に連なる山々が一望できる絶景が見えます。

お伺いしたのは春。その前年は暖冬で寒暖差が緩い気候が続いた年でした。

私は不意にニュースやテレビのワイドショーで見た「今年の紅葉は暖冬のため色付きが悪い」という情報をそのまま信樂貫主に話しました。

「昨年の紅葉はいかがでしたでしょうか。暖冬で鞍馬山の紅葉も例年に比べるとあまりよくなかったのでは?」

すると信樂貫主は

「いえいえ、鞍馬のお山は今年も美しかった。暖冬の影響?それは関係ありません。そもそも秋が美しくないことなど無いのですよ。その年その年、お山の色映えは毎年違います。その色に同じということは一度もない。そして、その年の色を一期一会と思えばとても愛おしい。自然を身近に感じ、愛そうとするその気持ちのゆとりが、豊かな人間を生むのと思います。自然との接し方とはこういうことではないでしょうか。

影谷さんも世間の固定概念にあまり影響されず、固定概念を捨てるということも必要かもしれませんね。」

私はこの言葉を聞いたとき、とても恥ずかしい思いになりました。
 
ワイドショーで芸人コメンテーターが言っていたことを鵜呑みにして、現地のことも知らずに発言してしまった浅はかさを。
 
 
 

捨てることにありがとう

またこういう言葉を付け加えてくれました。
 

「また捨てるという意味もよく考えてみてください。捨てるということはそれまでお世話になったと言うこと。お世話になったのであれば、感謝の気持ちを持たなきゃ。形有る物体でも形の無い意識でも、捨てるときには『ありがとう』という言葉を添えてね。」

固定概念だってあなたを支えてくれた体の一部よ(笑)。

 捨てる・離れる・別れる

 
私が事務所運営を行っていたとき、何人ものスタッフの退職に立ち会ってきました。
 
契約満了、定年などの健やかな別れもあれば、会社への恨みを持って去る人間も実際いました。
 
人の縁が切れるということは人間関係を捨てるということでもあります。
 
しかし、信樂貫主はその「捨てる」という行為すべてに「感謝」の気持ちを忘れてはならないと伝えてくれました。
 
感謝の気持ちを思えば、私からの離別の言葉はいつも「これまで本当にありがとう」
 
どんな形であれ、会社のために尽くしてくれたのです。去る人間でもまた次の新天地での活躍を期待したい。
 
そんな想いを込めていました。
 
そしてその私自身も、10年経営した事務所を離れる時、「ありがとうございました」という感謝の気持ちで去りました。
 
自分をここまで育ててくれてありがとうという思いを抱きながら。
 
 

「モノは捉え方次第でプラスに働くのか、マイナスに流れ出すのか、全ては自分次第なのよ」

捨てるという行為はマイナスの印象を受けがち。

しかしマイナスの気持ちから解放されると、不思議と状況がプラスに好転するものでもあります。

ネガティブでいるよりもポジティブでいる方が、余計なストレスもかからず体にも良い。

また人が創る「善し・悪し」は人間の固定概念が大きく左右しています。自分の個が考える結果に不満というマイナスが合った場合、人はそれを敵と見なしてしまうかも知れません。

しかし自分の周りの出来事を「ありのまま」に味わうことができれば、また固定概念を捨て、相手を思いやる気持ちを持てれば、捨てるという行為にも感謝を抱けるはず。

要はモノは捉え方次第で「陽にも陰にもなる」。全ては自分次第です。

私もここまでの境地にはまだまだ道半ばですが、信樂貫主の思考力を抱いて頑張りたいと思います。

あなたも「捨てる」ことについて考えてみていただければ幸いです。

 

本日は「捨てることへの感謝」というビジネス思考力をお伝えしました。

「黄金の智恵袋」

本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。

 

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執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!