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「無視され、拒否され、シカトされ、それでも続けていると、いつしかいい出会いが生まれる」/ラッキィ池田
はじめに
こんにちは。影谷(かげたに)です。
先日100均で「ゾウさんジョウロ」をみて、久しぶりにゾウさんジョウロを頭に乗せていた人と仕事をしたことを思い出しました。
そう、「ラッキィ池田」さんです。
私が子供の頃に見ていたテレビで「頭にジョウロを乗せた変なやつがいる」と思っていましたが、大人になるとそんな人とも縁ができるので不思議なことです。
テレビで見た印象とは裏腹にとても紳士的で社交的な方です。
ゾウさんジョウロを頭に乗せるなんて、と思いがちですがそれも計算と考えればすごく頭の良い方と思いませんか?(笑)。
本日は『ラッキィ池田』さんのビジネス思考力を10分で紹介したいと思います。

ラッキィ池田
本名:池田 新一(59歳)。映画『サタデー・ナイト・フィーバー』に影響を受け、自己流のダンスを確立。ダンサー・振付師・俳優など、多岐に渡る仕事をこなし、独特のキャラクターを持っているタレント。
実はすごい振り付け師
おバカキャラクターで一世を風靡しましたので、芸人と思われがちですが「振り付け師」です。
それもとてもすごい振り付け師。
数多くのアーティストや番組で実績を残されていますが、「振り付け師」とは影の商売なので案外皆さん知らないところもあるようです。
最近で有名なのは「妖怪体操」でしょう。
ラッキィ池田さんによる振付けによって大ヒットとなり、妖怪ブームを起こしたテレビアニメ『妖怪ウォッチ』主題歌『ようかい体操第一』です。

ラッキィさんの振付けによる個性的な動きを伴った体操は、子どもたちの間で大流行。一般の歌謡番組やバラエティー番組にも人気が飛び火し、様々なタレントさんが、この体操を番組内で行いました。
またNHK、Eテレの知育番組や幼児向け番組『いないいないばあっ!』でもラッキィ池田さんは、数多くの体操やダンスの振付けを担当されています。
「無視され、拒否され、シカトされ、それでも続けていると、いつしかいい出会いが生まれる」
ラッキィさんとお仕事をした時は彼がもうこの世界で十分にご活躍されているときのことですから、「苦労をしてきた」と言われてもピンと来なかったです。
でももともと役者志望で数多くの劇団を渡り歩いてダンスに目覚め、「ダンサー」として活躍の場を広げてこられたラッキィさん。
私のような苦労人のこともよく理解してくださりました。
ラッキィさんが作品をつくるうえで大切なポイントとしているのは、「与えられた仕事に徹底的な研究と努力を惜しまないということ。たとえそれが拒絶されたとしても、自分の方向性を見失わないということ。」
妖怪体操が爆発的に人気が出たもの「徹底した努力と自分が信じた方向性をイメージした結果」と話されていました。
そしてどんな人が、どんなふうに喜んだり、楽しんだり、面白がったりしてくれるのか? そこを具体的にイメージしてものづくりをすることが大切だというのです。

そう話されていました。
みんなを巻き込もう。そうすれば自分をだれもほっておかない。
ラッキィさんの仕事は「踊りでみんなを巻き込もう」とする世界観があります。
以前私も「仕事の巻き込み力」でお伝えしたことがありますが、この「巻き込み力」というのは仕事をする上でとても重要な力です。

〝皆で楽しめる〟という踊りの強みは仕事をする上でも理にかなっているということなのでしょう。
とても勉強になりました。
あなたも「仕事の参加型」でチャンスを広げてみてはいかがでしょうか。