■目次
成功者の特徴
成功している優れた経営者ほど「雑多」なメモを取る

はじめに
こんにちは。影谷(かげたに)です。
本日は私がお会いしていた経営者や成功者の共通的行動について、お伝えしたいと思います。
あなたは「メモ」というものをどう活用していますか?
ノートや手帳にキチンと記入されている人もいれば、会議中に資料に直接書き込んだり、裏紙に書き込んだりとその「メモ」の取り方は自由ですね。
私が多くの成功者とお会いして気付いたことは、「優れた経営者ほど雑多なメモを残しがち」というものでした。
なぜ優れた経営者は雑多なメモを残すのか。
本日はその「メモの取り方」についてのビジネス思考力をお伝えしたいと思います。
本日の記事
✔本記事の内容
✔ 成功者の特徴「メモのとり方」
✔ 雑多なメモを取ろう
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経営実務に関することを追求することが好きです。
メモは自分の頭を投影した好奇心の塊
「こんなぶっ飛んだアイデアを考えているのは自分だけかもしれない」。
ふとした瞬間に、そんな直感がひらめいた経験はないでしょうか。
実は過去の記事でもご紹介しておりますが、私自身が「メモ魔」です。
学生時代から黒板に書き出される文字を永遠に筆記していました。また講師が発するその言葉にも目を光らせ、真っ黒になったノートを授業終了後に恍惚な眼差しで眺めていたものです。
ノートには文字に至らず、漫画のようなイラスト(授業に関すること)、勝手に想像するチャート図、など、私のノートを見た先生から「正解か不正解か判断に困るが、その独創的なイメージはこれからも大切にしなさい」とアドバイスいただいたものです。
その癖が抜けず、社会人になってもメモは大量に取っていました。手帳は真っ黒、ポケットサイズの手帳では事足らず、最終的にはA4サイズの厚さ5センチくらいの手帳を常に持ち歩いておりました。
商談先でその手帳を取り出すと「まるで尋問みたい(笑)」と先方に苦笑される始末。でもその営業スタイルは一切変えませんでした。
なぜか。それは、その習慣によって何度も私自身が助けられた経験があるからです。
私の詳しいプロフィールでもご紹介しておりますが、私は大学卒業後に現場へ赴任早々なんの営業ノウハウを教え込まれずにとんでもない商談を任されました(正確には放り投げられた)。
その時、自分がそれまでやっていた「メモ」という習慣のおかげで自作の「営業台本」、つまり営業の教科書を完成させることができ、大きな経験値を得ることが出来たのです。
ふとした瞬間に思いつくことは「自分が考えることなんてどうせ誰もが考えつくし、大したことじゃない」と思うかもしれません。
しかし私はその直感を信じて、心に浮かんだことを明確に言語化することをオススメします。
多くの成功者は入浴中、電車での移動中、就寝前などに突然ひらめいたインスピレーションをすぐに雑多のごとくメモします。
あとから見返すと、それが磨けば光るとんでもない原石もあれば、ゴミくずのようなものもあります。
しかしその作業を繰り返すうち、インスピレーションを具現化するという習慣が身につき、本当に自分にしかないでいない考えが見つかってくるものです。
偶然にメモで具現化したアイデアがさらに仕事の企画プロジェクトまで発展し、「稼ぐメモ」となったなら、それはとんでもない効率性の良い仕事です。
とにかく大切なことは、日々の日常から生まれる何気ない環境や状態をスルーせず、ビンビンにアンテナを張ること。
そのアンテナが自分独自の感覚を持てるようになれば、それは大成功でしょう。
人に面白いと感じてもらえるか、世の中にどのように役立つか、メモとはあなた自身の好奇心そのものなのです。
雑多なメモほどアイディアが生まれる
といっても、大事なのはメモを取るという行動を起こすこと。
私はメモをしない人に「なぜメモを取らないの?」と聞くと、
「そもそもメモの取り方がわからない」
「字が汚いので、後から見返しても読めず参考にならない」
「メモを取ると商談中の相手に迷惑になる」
なんていう回答が返ってきます。私の職場での新米部下の中にもたくさんいましたね。
そんな彼らに僕が言っていた言葉は…
「メモの取り方なんて、誰かに教わるものでも書式(フォーマット)があるものでもない。要は何が大事と感じたか、何が自分の心を動かしたか、だよ。字が汚くたって心が動いていれば後から見ても何のことを書いたか思い出すし、先方に失礼だなんてメモを取らないことの方がもっと失礼。要はどれだけの熱量(エネルギー)が動いたかが重要なんだ。」
つまり、メモとは自分のモチベーションを奮い起こすための「呼び水」なのです。
メモをいかにきれいにまとめ上げることが重要かではなく、その面談、商談、タイミング、で自分の心がどれだけ揺さぶられたのか。どれだけ熱くなったのかということがメモを行う上でのポイントです。

私は自身の仕事の都合で新聞記者さんとの面談取材を受けることが度々あります。
文化芸能記者さん達は私以上の知識を持ち合わせているので、私の発言などメモする価値もないといつも自虐的に思ってしまいますが、彼らは私の発言をノートにびっしりとメモします。
もうメモというよりも文字起こしです。
一度そのノートを見せてもらったことがありますが、私の発言がそれは面白おかしく表現されていました。このまま新聞記事になると思うとワクワクしたことを覚えております。
その新聞記者さんはこう言われています。
「刺激的な話を聞くと文字を書きたくて仕方がない。そして完成するこれからの作品(記事のこと)を思い浮かべるだけで愛着が湧く。影谷さんが熱く語ってくれたから私も頑張って良い記事を書きたくなりました(笑)」
ビジネスアイデアに役立つ戦略的メモの思考力
メモを取るためにはテクニカルなことよりも、そのメモをとるという日常的行動力が重要だとお伝えしました。
そして日常的メモは必ず、未来の自分の糧になります。
メモにすることで自分の時間軸を見つめ直すきっかけを作りましょう。
自分の人生で何を達成したいか。
自分の生きがいは何なのか。
未来とは予測不可能です。その未来を生き抜くために自分の個性といえる独自のセンスをメモで残す習慣をつければ、ビジネスでも必ず生きた仕事ができ、あなたの目標に一歩近づけるはず。
そのためには、
1.なにかに熱中すること
2.常に好奇心のアンテナをはっておくこと
3.自分のアイデアを卑下しないこと
4.インスピレーションを大事にすること
5.アイディアを具体化した場合のイメージを描くこと
という思考力でメモを取りましょう。
そうすればあなたも優れた経営者・成功者になれると思います。

「黄金の知恵袋」
本日は成功している優れた経営者ほど「雑多」なメモを取る
というテーマをお届けしました。
ご覧いただき誠にありがとうございました。