■目次
俺は営業車最速を目指す!おすすめの営業車【私の愛車遍歴】

はじめに
こんにちは。影谷(かげたに)です。
公演・イベント・ツアーという職業上、日本国内の出張がとても多かった私。365日中、250日は出張していました。
その足となってくれたのが、「営業車」です。私は自家用車を仕事に使っていました。
もちろん飛行機や電車・新幹線を利用することも多かったですが、到着先から結局レンタカーという選択になるので「それなら自分の車で行っちゃえ!」という若さみなぎる年齢から、そのような無謀なことを繰り返しておりました。
車好きも講じてどんな場所でも車を利用しておりました。
私の1日の移動距離の最高は1100キロ。大阪→青森まで高速道路&下道の14時間の長旅です。
換算するとこれまでのトータル走行距離は地球6周ぐらいに。
よく高速道路の精算をするときに料金所のおじさんが「2万円って!こんな高額見たことないわ!」と驚かれることもあるあるです。
そんな私が「安心・安全・最速」のスローガンを掲げて営業車選びに没頭し、「営業車最速」を謳っておりました時代の営業車遍歴をご紹介したいと思います。
お仕事で営業車選びに迷ったら参考にしてください。
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務、車を追求することが好きです。
余談ですが、免許の色はゴールドです。
営業車遍歴 その1「駆け出し時代編」
トヨタ「セリカ」(6代目)

こちらは学生時代から乗っていた車です。
そのまま仕事に就いたときに買い換えることもなく、このまま営業車としてデビューしました。
かっこいいデザインで4つ目がとても気に入っておりましたが、「営業車」としては全く向いておりません(笑)。
その狭い車内に小回りの利かない重い車両…。スポーツ性は十分ですが、荷物や人を乗せるには真逆の存在でした。
ある時、仕事で偉い先生を乗せることがあったときのことです。

でっぷりとした先生はものすごく顔を歪めながら後部座席に座ってくれました。
その時私は痛感します。
「この車、俺の仕事にむいてねぇ」
そうなのです。私の仕事は私以外にもお客さんやご意見番などの偉い先生を乗せる機会があるのでした。
市議会議員さん、文化人と言われる人、またそれ以外にも舞台俳優や舞台演出家なんて人も送迎します。
この車にそういうことを任せるには荷が重い…
私はこの車を手放し、新たな「営業車」を探すことになります。
そして、営業車を探す上でいくつかの条件をつけました。
それがこれです。
その1.4ドアであること
その2.荷物もよく積めること
その3.営業車最速を謳えるようなポテンシャルがあること
● その1.4ドアであること
これは先程もお伝えしたようによく偉い人を乗せたり、舞台関係者の送迎もあるので、乗り降りがしやすい「4ドア」を選ぶことは必然です。
乗降のときにはドアマン的な運転手にもならないといけないので、この条件は外せませんでした。
● その2. 荷物もよく積めること
遠征が多いと当然荷物が多くなります。私の1週間の出張荷物だけでなく、仕事に関する出張セットなども含めるとトランクはパンパンです。
荷物もよく積めることができる積載量も重要です。
● その3. 営業車最速になること
これが私、影谷のこだわりです。
車好きの私にとって、よく営業車で採用されているライトバンやワゴンを選ぶことは有りません。
営業車であり、かつ自分の運転の楽しみも満足させてくれる車が求められます。
県境を下道で走ることも多く、峠や山道などのぐねぐね道を安全に早く走れるかということが重要です。
また業務が忙しかった私は営業車を駆ることを当時は生きがいにしておりました。アポイントにいかにして遅れないで到着できるのか。
ここから私の「営業車最速への道」がスタートしたのです。
ホンダ EGシビック・フェリオSiR

もう、こいつ、本当に好きでした。
歴代のシビックセダンで初めてDOHC VTECエンジンを搭載し、JTCC(全日本ツーリングカー選手権)にも出場していたのが、5代目EG系の初代シビックフェリオです。
シビックと言えば今ではセダンのファミリーカーもあれば「TypeR」というレース使用までありますが、当時はそのTypeR使用は存在せず、代わりに「SiR」という仕様で販売されていました。
私が営業車として選ぶ条件をすべてクリア。5人乗り、トランクにも十分な積載量、そして速い。
羊の革を被った狼というイメージがぴったりでしょう。
仕事でも大活躍してくれました。
また私はこのノーマル車からさりげない大人のスポーツ仕様を目指し、インテグラのサスペンションを流用、フロントタワーバー、ホイールインチアップ、ステアリング交換、など少しだけ仕事に支障が出ないようにいじっておりました。
本当に愛すべき車でした。
◆お別れのとき
別れは突然でした。
その日は立て込んでいたツアーが最終日を迎え、無事に仕事も終えることができました。
関係者や出演者を送迎し、最寄りのホテルまで送り届けることができたのが午後11時。
そこから私もそのホテルで泊まればよかったのに、次の日も残務処理をしたくて自宅に戻ることにします。
話し相手もいなくなった車内に一人。名古屋から3時間は遠すぎました。
眠たい目をこすりながら、なんとか高速道路を降りてあともう少しで自宅という道を走っていた、その一瞬記憶がありません。
そう、居眠り運転です。
気付いた時には「どーーーーん!!」というものすごい轟音とともに車が道横のガードレールに突っ込んで煙を上げていました。
一気に眠気もとび、呆然とする私ですが、なんとか警察を呼び事故処理を行ってもらいました。
警察から紹介されたレッカー会社に午前2時に牽引してもらい、トラックで自宅まで送ってもらいました。
後日、「修理すると60万円くらいになるから、もう買い替えたほうが良いよ。」と業者に言われ、あっけなく愛車「シビック」とはお別れすることなりました。
日産 スカイライン HR33型 GTS

急遽、愛車「シビック」をなくした私は失意のどん底で「もう一度同じクルマを買おうか…」と悩んだものです。
しかし、イジっていた愛着からもう同じクルマではないという落ち込み方をしていたので、どうしたものかと考えているとレッカーしてくれた業者のおじさんが「うちで廃車手続きしてくれるなら、うちの車を格安で譲ってあげようか?」と話してくれました。
中古車業もやっているようで、オンボロではありましたがよく走る車を何車か提案してくれて、「ではこれにしてみよう」ということで日産のスカイライン4ドアにしました。
スカイラインといえばGT-Rこそ、スポーツ車好きのあこがれの的ではありますが、さすがにそこには手が出せません。
GT-Rの4ドアなんていう超珍しいものもR33にはあったようですが流石に予算がありませんでしたので、次を探すためのつなぎとしてオンボロGTS4ドアで妥協しました。
乗り心地はよく、後部座席に乗せた人からも好評でしたので長距離にはとても向いておりました。
◆お別れのとき
このスカイラインとはとても短いお付き合いとりました。
まさかの6ヶ月です。
とにかくオンボロでしたので次を探すまでの期間と覚悟しておりましたが、なんせ短命でした。
長距離運転でエンジントラブルを起こすわ、バッテリーはあがるわ、最後はタイヤのバーストなんかもありました。
乗り心地は良いのですが、とにかく重い。なんというかかったるい。
小回りも利かないし、パワーはあるけどスムーズではないのです。
オンボロだったということもあるのでしょうが、トラブル続きだったので「この車とは縁がない」とすぐに思いました。
あまりおすすめできない車ですね。良い印象も残っていません。
また本物のGT-Rに乗ってみたいものです。
トヨタ ヴィッツRS 初代(4ドア)

次に手を出したのがまさかのコンパクトカーです。
というのも、当時の私は京都市内での仕事が多く、京都の町中を車で駆け回らなくてはなりませんでした。
ちょうど手放した先程紹介したスカイラインでは京都の碁盤の目のように入り組んだ小路にはとても運転しにくく、何度も危ない目に会いました。
そんなときに登場していたのが大ブームを起こした「トヨタ・ヴィッツ」です。
コンパクトカーの先駆者として登場し、トヨタ・ヴィッツとホンダ・フィットで人気を按分しておりましたね。
他にもマツダ・デミオ、日産・マーチなども同じカテゴリーで販売されていましたが、全て乗ったことのある私から言わせれば断然ヴィッツです。
デミオ・マーチは狭くて論外だし、フィットは操縦性が良くない(当時)と感じました。
そしてヴィッツのスポーツ仕様があるところなんてとても良いじゃないですか。
「営業車最速」を目指すものとしてRSを選ぶことに迷いはありませんでした。
積載量は多くないかもしれませんが、後部座席をたためばよく荷物も載るし、大人4人乗っても馬力は十分。
ヴィッツは私の仕事の上でとてもピッタリくる車でした。京都の碁盤の目、比叡山、鞍馬寺・・・峠道の運転はとても楽しかったです。
このきっかけが後の私のヴィッツリピーターに変わっていきます。
◆お別れのとき
この車で10万キロ走りました。
中古で8万キロ時点で購入したのですが、私が最終的に18万キロまで走り込みました。
そしてなによりも「全く壊れない」。
本当に素晴らしい。トヨタのエンジン。
エンジン周りのトラブルは一切ありませんでした。
手放そうとした理由は「初動時にエンジンルームからキュルキュル音がするのがとても大きくなってきた」という理由だけです。
エンジンをかけたとき、エアコンが作動していると負担が大きいせいか「きゅるきゅるきゅる〜」と鳴きます。
それも愛嬌かと思っていましたが、私が経営者として切り替わる時期だったので、さすがに「責任者がこのボロに乗っているのも恥ずかしいか」と手放すことにしました。
業者に下取りもできずに引き渡す際、「これはもう廃車になるでしょうかね?(笑)」と聞くと、「何いってんですか!まだまだですよ。今から東南アジアに送られてあと10万キロは走るでしょう」ということ。
日本車の素晴らしさに触れた瞬間でした。
営業車遍歴 その2「事務所経営者として調子に乗っていた時代編」
先程もふれましたようにヴィッツに乗っている頃には私はプレイヤーとしてではなく、経営者としての存在も大きくなってきました。
以前のように営業マンとして商品を売ることだけを考えるというわけにはいかず、マネジメントを行う立場として仕事の仕方も変わってきました。
当然ながら運転する時間も少しづつ減っていき、前のように偉い先生を後部座席に乗せることも減ってきます。
「そろそろ自分の好みの車を買おうかなぁ」ということで、調子に乗っていた時代の2台をご紹介します。
トヨタ・アリスト

言わずとしれた「高級スポーツセダン」アリスト。
青年実業家や若手経営者などが好んで乗っていました。
私も経営者だからと調子に乗って乗っていましたが、その乗り心地は「最高」という他ありません。
また少年心をくすぐる馬力とエンジンも最高です。
現在はその後継としてレクサスとなりましたが、トヨタが誇る名車でしょう。
あと良い点としては経営者が高級車に乗る理由で紹介した過去の記事を御覧ください。
高級車に乗る意味がわかってもらえると思います。
◆お別れのとき
アリストとのお別れは単に「経済的理由」と欲しい車が他にもできたということです。
経済的な理由は「燃費の悪さ」でしょうか。
燃費が悪いことは覚悟しているし、同しようもないことなので良いのですが、ガソリンスタンドに通うことが億劫になってきました。
遠出するとガソリンスタンドばかり気になります。
高値で売れるうちにと手放すことにしました。
スマート・ロードスター クーペ

二人乗りです。
荷物全く乗りません。
馬鹿な一台を買いました(笑)。
当時の私は後輩や部下との同行が多くなり、自分の車を出す機会がめっきりなく無くなりました。
「だったら欲しいクルマ買おう!」と一目惚れで買いました。
もともとスズキ・カプチーノとか欲しかったのですが、大人な自分を演じたくてこの車にしました。
排気量700ccと軽自動車なみ。車体が低い分、とてもホビー感覚で車を操作できる楽しさはありましたが仕事にもプライベートに困る事態に。
◆お別れの理由
こちらも短命に終わりました。
スタッフから「仕事で使えない車でどうするんですか!偉い人をたまには乗せてください!」といい加減にしろと怒られましたので。
営業車遍歴 その3「事務所経営者として真面目に働いた時代編」
その後、調子に乗っていた時代からまた全国を行脚し、真面目に仕事をさせていただく時代を迎えます。
その時の年商は1億2千万円から2億を目指そうとしていたときです。
長距離運転や小回りの効く燃費の良いクルマにしたいと感じていました。
トヨタ・プリウス(2代目)

ガソリンと電気のハイブリットの先駆者「プリウス(2代目)」です。
燃費最高、大人も十分4人乗れる。
会社の経営者さんもよく乗られていましたね。私の知り合いの社長さんもよく利用していました。
この車、営業車として最高だと思います。※強いて言うなら荷物があまり載らないか。
この車だったら気持ちよく遠征もできるだろう。そんなことを考えていたのですが、大変なことを思い出します。
「俺は営業車最速を目指す男では無かったのか」
自分に馬鹿野郎と言いました。
峠道も全く楽しくありません。剛性が足りないので不安定になり、コーナーも慎重です。
そして地元の軽自動車に煽られる始末。
「全くいけませんな。これは。」
と考え直し、この車を営業車を欲しがっていた後輩に譲り、自分はまた「営業最速乗用車」を探すことになります。
トヨタ・ヴィッツRS 2代目
ここから私の営業最速道を歩むためのパートナーを選ぶ作業に入りました。
当時私はこれまでの実車経験から「トヨタ」に対する絶対的信頼をおいておりましたので、トヨタの中から選ぶことにしました。
スポーツ仕様だけでいうと「クラウン・アスリート」「カローラ・スポーツ」という選択もありました。
しかし思い出すのは「初代ヴィッツRS」。
一番長く乗り続けられた最高のパートナーです。
私の操縦性と人生にはこいつとの相性が一番しっくり来るのです。
そしてついに私は2代目に手を出すことにしました。

操縦性、安定性、スポーツ性(楽しさ)、申し分有りません。
初代のレベルを下げることなく、見事に2代目としての力を発揮していました。
こいつとの走行記録も5万キロを超えました。
営業車遍歴 その4「事務所経営者として円熟期時代編」
トヨタ・ヴィッツ 2代目 4WD
RSを訳合って乗り換えなくてはならなくなりました。
東北地方の寒冷地帯での仕事が急に増えたのです。
豪雪地帯にお住まいの方でしたらわかると思いますが、雪道はものすごく怖い。
ましては雪なんて全く縁のないところで育った私が真冬の東北内陸エリアに行けるわけもない。
ブレーキの踏み方すら知らない私が、凍結した交差点内においてヴィッツRSを大回転させてしまいました。
「そりゃー、四駆(4WD)の方がええじゃろがー」という地元の人の一声で乗り換えを決意。
RSを元手に4WDに乗り換えました。
走行性は変わりませんが、初の4WDだったのでコーナー時で違和感がありました。
トヨタ・ヴィッツ 3代目

もうヴィッツの虜です。
一昔前に「マークⅡばかりに乗り換えるおじさんがいる」ということを聞いたことがありませんか。
あれと一緒です。
ヴィッツの安心感から離れられなくなったのです。
この車に乗っている頃は本当に一人で遠征することも無くなり、『営業最速』を謳うことよりも『安全第一』を謳うことのほうが多くなりました。
それでも四国の県境などの酷道といわれるような峠道を進む時はワクワクしたものです。
しかしRSを選択しなくなり、最後には『営業車最速のエンブレム』は後輩が乗る「スバル・インプレッサ」に譲りました。
これが私の「営業車・最速を目指す物語」です。
かれこれ乗りつぶした車(廃車寸前)は3台。走行距離24万キロ。地球6周分となりました。
この長時間の運転による代償は「万年腰痛」という人生のお供をもたらせてくれました。
トラック・タクシードライバーさんには本当に頭が下がります。
ヴィッツは新型ヤリスへ

私の大好きなヴィッツは3代目にして一新され、「ヤリス」として生まれ変わりました。
特に注目したいのは、先代モデルのヴィッツまでとコンセプトを大きく変更されたということです。
ヴィッツが万人受けを狙ったバランス型コンパクトカーだったのに対し、ヤリスは言ってみれば走りに特化したプレミアムコンパクトカート言えるでしょう。
その鋭い顔つきからもわかるように「走り」に対してのストイックさを感じざるを得ません。
GRヤリス

やってくれました。
スポーツ仕様のGRヤリスです。
めちゃくちゃかっこいい。
予約注文のたった3日間で1000台売った驚異の実力。
新開発の小型軽量ハイパワー1.6L直列3気筒直噴ターボエンジンは伊達じゃない!
この車であったら「営業車最速の称号」を取り戻せるかもしれませんね(笑)。
車が欲しくなったら見積もりしよう
車を欲しいと思えばすぐに見積もりだけでも取るのが良いでしょう。
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