■目次
成功者の特徴
優れた成功者は王道よりも裏道を歩く

はじめに
こんにちは。影谷(かげたに)です。
あなたが歩む成功へのプロセス(道のり)を思い起こしてみたとき、その道はいわゆる王道というものでしょうか?
経営者が成功するためにはまずその本流にのることが重要とは思いますが、そのやり方まで王道にする必要はあるのかという疑問に本日はお答えしようと思います。
優れた経営者ほどその発想力や企画構築力は非凡ではあると感じますが、私がお会いした経営者たちは正直言って「王道」を歩んだとは思えないような方々ばかりでした。
本流にのる。セオリー通りにやる。方程式パターンにはめる。
私の知っている経営者達はそのような「王道ルール」というものを一切無視しているような経営法を取っている人が多くいたように思います。
実際に、私が経営のことで相談すると「そんなの逆だよ、逆」という180度全く違う意見をされて、とても学ばせて頂いたことがありました。
最近、「サードドア」という本を読んで、その内容にとても共感しました。
著者が成功者へインタビューを行った結果、人生やビジネスの成功には、ナイトクラブと同じように、3つの入り口があるのというのです。
1つめは「正面入り口」。中に入れるかどうか気をもみながら、世間の99%の人が長い行列をつくってそこに並びます。
2つめは「VIP専用入口」。並ぶことなく楽々と中に入ることができるが、このドアを利用できるのはセレブや名家に生まれた人だけに限られています。
そして3つめになる扉、それは「いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドア」で、3つめの入り口=「サードドア」というもの。
その入り口を見つけ出し、こじ開けたからこそ、ビル・ゲイツはソフトウェアの開発・販売を実現できたのであり、スティーヴン・スピルバーグはハリウッド史上最年少の監督になることができたのだと、著者は語っていました。
優れた成功者ほど「王道」というものを別の認識でルート化します。
私の経験からも踏まえて本日はお送りします。
こんなお悩みを解決します。
✔本記事の内容
✔ 成功者の特徴。
✔ 3つの扉とは
✔ 王道の別の道
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経営実務に関することを追求することが好きです。
王道とは別の扉
先ほどお伝えしたように物事を成功に導く手段を3つの扉で考えてみます。
まず1つめの扉は「正面入り口」。
多くの人は中に入れるかどうかわからないまま、世間の99%の人が長い行列をつくってそこに並んでいます。
当然競合が多いし、入るまでの間に多くの時間と労力を割きます。
それでも人は並ぶことに安心し、そのいつ訪れるかわからない入り口を目指します。
賢明なあなたなら、成功者=王者こそ、この王道の扉を開けに行かないということがわかりますよね。
しかし群れをなすことで安心する生き物というのが「人」というものなので、知らず知らずに陥ることも。そのようにならないように努めましょう。
2つめは「VIP専用入口」。
並ぶことなく楽々と中に入ることができますが、このドアを利用できるのは極限られたセレブや二代目、三代目という経営者、名家に生まれた人だけに限られます。
私もこの扉のことで痛い目を見たことがありました。
このVIP専用を開けることが出来るのは何度も言いますが「極僅かの生まれ持って選ばれた人間」です。
私のようなぽっと出の経営者の端くれではとうていどうにもなりません。入り口の前で追い返されます。
仕事でとある企画を行うとき、このような方とお仕事を一緒にすることがありました。
トントン拍子に物事が進み、企画は大成功。
調子に乗った私は、ルートができたと勘違いし、今度はそのVIPを関わらせずに仕事を進めてしまいます。
当然かもしれませんが、これまで協力的だった人間が手のひらを返したように協力してくれなくなりました。
結果的にそのVIPがこじ開けた扉はそのVIPだけが開けれる成功法だったのです。
今で考えれば当たり前だろうと感じますが、20代の駆け出しの自分には不思議に思った次第です。
そして、3つめの扉が「サードドア」というものです。
「いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドア」
このドアには特徴があります。それはこの第三の扉を開くには「具体的な特定の方法論、ハウツーの類が存在するということでは無い」ということです。
既成概念や前例にとらわれることなく、王道から外れることを恐れずに行動・決断していくマインドセットのようなものがそのドアを開ける方法なのです。
つまり、言い換えればこのドアはどんな誰にでも開けるチャンスのある扉。そしてこの扉を開けるには「他者が行わない行動を決断して動き出す行動力」が必要ということなのです。
この3つめの扉こそ、優れた経営者たちが開けまくっている扉なのです。

正道とは別の裏道
裏道というと「裏口入学」や「裏口縁故入社」、「脱税のための裏方法」」など、悪いイメージがつきまといます。
しかし、今回の裏道とは、99%の人が有りもしないひとかけらの成功法に群がる正道とは裏の道、つまり成功者が歩む道のことをいいます。
宝くじなんかを見ていると、年末に当たりもしない天文学的な確率に、その一縷(いちる)の望みを全人生の運を駆けるかの如く人々が購入に殺到します。
大金を手に入れる「王道」は宝くじで3億円当てる、そのために当選確率の高い売店に1時間以上かけて並ぶということが「正道」なのでしょう。
しかし優れた思考力の人間は「宝くじ」で大金が当たるなんて思っていません。
そして裏道というと、普通なら多くの人に知られていない成功へとつながる入り口という言葉から、「楽に成功を掴むためのショートカット」のようなものをイメージしてしまうかもしれませんが、事実はまったく逆です。
王道から外れるということはそれだけ、他と違う作業を行わなくてはならないということ。
人とは異なる視点を持ち、行列から外れて進んでいく道には、多くの場合、失敗や困難がつきまとうことになるのです。
素晴らしアイディア、人が考えつかないような発想があっても、それが実現するかどうかというのは誰一人わかりません。
その思考力を行動力に変えなければ王道とは別の裏道を探し当てることは出来ないのです。
私は優れた経営者とお会いすると必ずと言って良いほど「あなたの失敗談を聞かせて欲しい」とお願いします。
いきなり聞いてもほとんど教えてくれないので、飲みに連れて行ってもらったり、食事をご一緒したりしたときにお伺いしていました。
あまりの波瀾万丈さに思わず涙することもあれば、大爆笑してしまうこともありますが、それでもその「失敗談」にはかならず王道とは違う「裏道」がありました。
すぐれた経営者はそうした失敗や困難を決して恐れたり避けたりするべきものとは考えていません。それどころか、失敗こそが成功の糧だということを、身をもって学んでいるのです。
だからこそ私のような若造にも「後日談」として笑って教えてくれるのだと思います。
以前私は日本人なら誰もが知る東京にある「新丸の内ビル」のコンセプト設計者とお会いしたことが有ります。
その経営者は大手不動産会社から個人で独立し、現在では数多くの商業施設を手がける有名プロデューサーとなりましたが、彼もまた大手という王道から道を外れ、裏道を突き進んだ猛者でした。
独立当初の苦難は涙無くして聞けません。
新規参入であるがゆえの仕事受注が0の日々が続き、元会社からの嫌がらせ、同僚の裏切りなど、とても苦難の連続だったそうです。
大手にいれば王道でいれて、これからの仕事も安泰だったであろう彼の人生は「あえて裏道を歩く」という方向転換を行いました。
結果的に今では優れた経営者として日本国内から商業施設の開発プロジェクトに呼ばれているそうです。
既存の枠組みにおさまらないこと。
人と異なることを恐れずに、新しい可能性を信じること。
試行錯誤し、失敗を重ねながら、それを糧として成長していくこと。
そんなマインドセットや覚悟を持った者の前にこそ、成功へと続く「第三の扉」は姿をあらわすのです。
新しい一歩を踏み出すための発想と勇気をぜひあなたも奮い起こしてください。
そうすればきっと「第三の扉」への裏道が出現するはずです。

「黄金の智恵袋」
本日ご覧いただき、誠にありがとうございました。