■目次
RMT(リアルマネートレーディング)の確定申告について

はじめに
こんにちは。影谷(かげたに)です。
副業時代といわれる現代において、様々な副業のスタイルがあります。
その中でもこのRMT・Real Money Trading(リアルマネートレーディング)というのも現代の副業スタイルの新しい一つとなりつつあるようです。
あまりこの手の世界には疎い私ですが、ある後輩から質問を受けたので答えてみたいと思います。
本日は「RMT・Real Money Trading(リアルマネートレーディング)」の確定申告のことについて、10分で読めるこの「黄金の知恵袋」で解説していきたいと思います。
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経営実務に関することを追求することが好きです。
RMTってなに?
RMTとは、Real Money Trading(リアルマネートレーディング)の略です。ゲーム内のアイテムや通貨、またはゲームアカウントをお金で買ったり、売ってお金にかえること、それがRMTです。
例えて言うなら、ドラゴンクエストXのゲーム内のゴールドやコインの売り買いすることや、モンスターストライクのアカウントの売り買いすることなどがあるでしょう。
ネットゲームが世界中で広がる現代において、このような仕事として成り立っているのですから、すごいですね。
ちなみにこの商法は「合法」であり、違法性はありません。
違法なのは詐欺をしたり、アカウントを乗っ取りしたり、アカウント取引後に取り戻し行為をする人たちであって、RMT自体には何ら違法性はありません。
最近では個人で行う人ばかりか、この手の仕事を生業として法務局の許可をうけて、会社が立ち上がっているほどです。
RMTって詐欺に合いやすい?
余談ではありますが、この手の取引には必ず詐欺まがいの事件が発生します。
インターネットでのお買い物、特にRMTは詐欺などトラブルが多発しているようで、実際、RMTの個人間取引(Twitterや掲示板)や、フリマサイトの利用では「取り戻し」や「詐欺」の被害報告が後を絶ちません。
とある調査会社が代表的な大手非公式RMTサイト複数を集計した結果、RMTによる合計取引金額は2669億4929万円、取引数(出品アカウント数)は1,136万件と膨大な規模の取引が行われていました。
ユーザーはこのような中から信頼できるものを探すということが難しいのかもしれませんね。
きちんとRMTを取引として行っている人もいる中で、RMTの行為全てが詐欺行為と見なされてしまうのはとても残念な気がします。
RMTが副業の場合の確定申告
ケース1 学生さんなど:親の扶養を得ていて扶養から外れたくない場合。
たとえば親の扶養内である場合(学生さんなど)、バイトを本業としてRMTを副業とします。
この場合、バイト収入を給与所得としますので、年間103万円までが扶養内で稼げる金額です。
また副業として行ったRMTは雑所得として年間38万円以下であれば確定申告は不要です。
ケース2 会社員など:副業として確定申告を行わなければならない場合。
RMTによる所得は、雑所得になります。
給与所得(会社員)がある場合は、RMTの雑所得金額が20万円以下であれば確定申告は不要になります。
ただし、サラリーマン(給与所得者)であっても、以下の項目に当てはまる場合は申告が必要です。
- 給与の年間収入金額が2,000万円を超えている
- 医療費控除等を受けるため確定申告をする予定がある
おわりに
いかがでしたでしょうか。
RMTという特殊な副業ですが、それでも収入があると所得とみなされ、確定申告が必要になります。
大きく稼げば、大きく納税も行わなければなりませんので、その準備も十分に対策を考えるようにしましょう。
本日もご覧頂き誠にありがとうございました。