■目次
餅は餅屋。ビジネスの新規開業は士業さんに任せよう

はじめに
こんにちは。影谷です。
先日お話しした内容で、経営には大切な2本の柱があるとお伝えしました。
経営者は・・・
1.必ず成功するというビジネス思考力を常に持つこと。またアンテナをはっておくこと。 2.実務作業を効率よく時短できる方法を見つけること。
本日は新規経営者やこれから経営を始めようとする方に2本の柱の一つである「実務作業の重要性」に関する智恵をお送りしたいと思います。
こんなお悩みを解決します。
✔本記事の内容
✔ 新規開業はどうしたら良い?
✔ 餅は餅屋。専門職に任せるべき
✔ 士業さんたちにお願いするメリット
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
新規開業はどうすれば良い?
あなたはこれから開業し、経営を始めようとするとき、何から手を付けますか?
会社設立を検討している方であれば、インターネットでよく、会社設立代行業者をよく見かけることかと思います。
その中に税理士や行政書士、司法書士、また株式会社で会社設立の代行を謡っているところも多く見られることかと思われます。
しかし本来会社設立の手続を代行できるのは、公証人役場での定款の認証の代行は行政書士、法務局への登記申請は司法書士と決まっています。
つまり、ほとんどの会社設立代行の業者は士業ということですね。

この作業を個人で行うことは至難の業でしょう。その勉強や下準備をするだけで本来やるはずだった起業が遅れ、あなたの時間を奪ってしまうのです。
最近、私の知り合いがデザイン会社から独立し、自分の会社を立ち上げました。
全くの無知だった彼は独学で会社設立の勉強を行いました。
しかし、銀行に行ったり、法務局へ行ったりとその場その場で言われることを実行した結果、無駄な作業が増え、会社設立までに多大な時間を要していました。
その間、家族を養うために貯金から切り崩して生活をしておりましたので、その風貌は企業に勤めていた時代に比べると、悲壮感が滲んでいるような気がしたものです。
起業・独立で華やかな人生と自分の豊かな時間を取り戻すはずだったのに、会社設立でつまずいてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうのではないでしょうか。
彼は会社設立までに1年という時間を費やし、先日会社をスタートしました。
しかし起業を応援しようと考えていた彼の顧客たちは1年という時間を待てずに一人、また一人と離れていったそうです。
私はこんなことになるなら声を大にして言いたい!
専門家に任せようよ!!
餅は餅屋。専門の士業さんに相談しよう。

あなたも自分の開業する経営規模が「自分一人で行うぐらいで十分」と言って、独学で経営・運営を行おうと考えていませんか?
ハッキリといいます。
それって無駄です。
先程お話した知り合いは独学で起業し、開業までに1年という時間がかかってしました。
その結果はお話したとおり。
私は彼にも言ってやりたいのですが、
「なぜ一人で開業することにこだわるの?」
あなたが会社設立のための勉強や個人事業主で始める運営において、本業をほったらかしてその準備をする必要はあるのですか?
付け焼き刃で学ぶその手段は本当に最善なのですか?
営業がスタートしてからその経営実務は通用するのですか?
私が犯した失敗から申し上げますと「無謀」です。
別の投稿でも申し上げましたが、私が新米経営者としてスタートしたときは正に彼と同じように「独学」で船出しました。
今となればなぜ「独学」にこだわったのか。。。
おそらく若さゆえの過ちだったように思います。
「士業さんに相談しても馬鹿にされそう」「相談料として高額な請求をされそう」
そんなイメージで、まさに「食わず嫌い」という言葉がぴったりだと思います。
そして経営のことを知らない無知な航海士(私)はすぐに難破。行き当りばったりで進め、周りのフォローもあってなんとか軌道に乗せることはできましたが、その時に要した非効率な実務時間を考えると、私一人の売上成果が減り、損害額はとんでもない金額となるということがわかりました。
航海士は後悔士となりました。。。ちゃんちゃん。
士業さんたちはその専門のプロフェッショナルです。
彼らは士業になるために何百・何千・何万時間という勉強を行い、国家試験と合格した強者たちです。
そして士業になってからも何百・何千という方へ会社設立とその運営について携わってきた最前線で戦うプロです。
情報収集も怠らず、現代の情勢を見極め、その都度更新される法規に常に目を光らせている。
そんな人間たちに独学のあなたが通用するでしょうか。
まさにライオンにポメラニアンが挑むようなものです。

新規開業には顧問税理士に相談してみよう
ではそのライオンをこちらの味方につけることができたら?
その方法を教えます。
それは士業さんに「顧問」としての用心棒になってもらうのです。
でもどの弁護士、税理士、司法書士、行政書士、公認会計士、弁理士、社会保険労務士、士業のどの方から相談したら良いか…。
それはずばり。
税理士さんです。
あなたは税理士さんのお仕事を会社の経営を始めて、売り上げが発生してからだと思っていませんか?
実は税理士さんは会社の起業・開業から的確なフォローやアドバイスをしてくれるのです。
事業内容、売上の見込み、取引状況、資金繰り状況を税理士に伝えると、税理士に顧問契約したときのメリットを伝えてくれると思います。
また創業融資のサポートや助成金、補助金の申請等も対応の場合に、融資相談者を紹介、設立のための各専門士を紹介してくれたりと、新規開業には顧問税理士さんはとても心強い経営パートナーになるのです。
まさに新規開業者の一番身近な存在と言えると思います。
新規開業で税理士さんと顧問契約をするメリット
何度も言いますが、税理士さんは起業のフォローや、新規開業のアドバイスもしてくれるのです。
◆会社設立の相談に乗ってくれる。
◆創業融資のサポートや助成金、補助金の申請等も相談に乗ってくれる
◆経営で困ったときに士業ネットワークで専門の先生を紹介してくれる
◆経営のパートナーになってくれる
→つまり本業に専念できる。
こんな良いことづくめは無いでしょう!
そして開業・会社設立後には税務等のサポートも行ってくれるため、その後の税務や会計も必要なことなので顧問契約は決して損ではないのです。
また個人事業で開業しようという方でも、法人成りするまでは自分で確定申告していく方も多いでしょうが、記帳や申告というものは本来される業務を行うに当たって付随して生まれる別業務になるので、こういった間接的な業務を専門家に依頼することで本業に専念し、「今後の売上や利益が上がる」のであれば、税理士に依頼したほうが絶対に良いのです。
いかがでしたでしょうか。
顧問税理士さんに依頼するという選択は賢者の選択と思います。
これは私が経営をスタートしたときに「失敗した!」「もっと早くからお願いしておけば!」と後悔した経験からの知恵でした。
「黄金の知恵袋」
次回は「会社設立後の顧問税理士ってどうして必要なの?」をもう少し掘り下げてお話したいと思います。
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。