時間・コスト・品質という考え方
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はじめに
こんにちは。影谷(かげたに)です。
昨日久しぶりに髪をカットに行きました。
私は髪のカットを2ヶ月に一度ぐらいしか行きませんが、オシャレさんは1ヶ月で2回ぐらい行くそうですね。
男性でも女性でも「美」に対する意識を持つということは大正解と個人的には思います。
私もせめて1ヶ月に1度は行きたいと思うのですが、なかなか時間が…(笑)。
本日は私が通っているヘアサロンを経営している美容師さん(男性40代・以降はRさん)から聞いた成功法をお伝えしたいと思います。
本日はこんなお悩みを解決します。
✔本記事の内容
✔ 仕事で時間をかけないで質を高める方法
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経営実務に関することを追求するのが好きです。
一等地での美容室経営
その方・Rさん若い頃から下積みを経て、東京の銀座で腕を鳴らし、20代で有名店の『カリスマ美容師』としてもてはやされていたそうです。
お客さんからの指名もナンバーワン。
29歳で独立し、渋谷で自分の店を持ったそうです。
しかし、今もそうですがこのRさんは全くチャラチャラしていない。
美容師というと軽くてチャラチャラしてて、客を選んで、個性の塊みたいなイメージがあるかもしれませんが、Rさんは全くそんな人間ではありませんでした。※もしチャラチャラしていると私が超苦手なタイプなので、おそらく知り合うこともなかったでしょう。
愛読は「日経新聞」。ビジネス書や経済・経営に関する書物をよく読んでいます。
カリスマ美容師が本なんて読むの??と思うかもしれませんが、Rさんは読んでいました。
まるで時代の流れや自分のビジネスを常にブラッシュアップしようと考えているような方ですね。
私が来店するといつも「景気はどうですか」からカットがスタートします。
「ぼちぼちでんなぁ〜」で返すことはありません。むしろ、Rさんからの情報を引き出そうと躍起になって質問攻めにします(笑)。
Rさんは美容師というよりも「優れた経営者」という印象のうほうが強い方でした。
今は40代で落ち着いても来ていますが、若いスタッフが独立することを支援しながら、今も最前線でご活躍されています。
※現在は渋谷の店を当時の若手に引き継がせて、ご自身は東京を離れ別の店で新規開業されました。

コストの意識
美容室というのはもちろん皆さんもご存知のように、あらかじめメニューと料金設定がされていて、カットで〇〇〇〇円、カラーで〇〇〇〇円、パーマで〇〇〇〇円と表示されていますよね。
Rさんはここにコストに対する意識があると教えてくれました。
「あらかじめ料金メニューでお客さんには内容を決めてもらうけれど、このメニューには時間制限というものは表示されていない。全国、どこの美容室に行っても、カット5,000円(1時間)なんてどこにも書いていない。これは当たり前のことだけど、時間もコストと考えれば、通常1時間かかるものを30分以内にカットすれば、それだけ店の売上につながる。1時間で5,000円と30分で5,000円ということは、30分以内でカットできれば1時間で1万円稼げるという思考になるよね。つまりそれだけ店の利益も上がるということ。」
最近ではQBハウスという10分で1,000円・カットのみの専門で行う画期的な理髪店がチェーン展開して、話題になりました。※今は値上げしたそうです。
これもRさんと同じ考えの極論ですよね。
Rさんはカリスマと言われていた時代からその思考で店の回転率を上げ、経営力を養っていったのだそうです。
新人への指導に対しても、「技術的に優れている人ほど早く同じものが作れる。中華料理だってそうでしょ。早くて美味しいのは料理人が一流だから。」
という言葉をよくかけていたそうです。
いずれ独立するであろう下のスタッフたちにも、Rさん流の「時間コスト」という意識を芽生えさせようと考えていたのだと思います。

そんな話をしているうちに私のカットはあっという間の22分で終わってしまいました。
私が矢継ぎ早に質問攻めにするのはこの限られた時間でRさんの経営力雑談を聞き出したかったからです。
私もRさんからの時間を買って(カットという名目で)、知識を得ようとする。これもまた「時間コスト」の思考力と思います。
『黄金の知恵袋』
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
↓あわせてよみたい。
「時間コスト」という意識は優れた経営者ならだれでもが持ち合わせている思考力です。
過去の記事でも「時は金なり」ではなく、『時はお金よりも勝ちがある。 時間>お金」ということをお伝えしました。
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