■目次
税理士を選ぶポイント

はじめに
こんにちは影谷です。
これまでに経営のために必要な2本柱をご紹介し、その1つの柱「経営実務」の重要性をお伝えしてきました。
また起業・開業のためには経営の相棒兼用心棒が必要で、その存在が『顧問税理士』ということもお話したとおりです。
経営のパートナーであり、いざという時の懐刀的な存在が、顧問税理士。
本日はその顧問税理士を選ぶ上での、ポイントをお伝えしたいと思います。
こんなお悩みを解決します。
✔本記事の内容
✔ 税理士さんの探し方
✔ 税理士さんを見極めるポイント
✔ おすすめしたい税理士さん(全国対応)
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
税理士の探し方
税理士探しは、主に以下の3つの方法で行います。一長一短で自分にあった方法を選びましょう。
(1)自分で調べる(電話・インターネット検索を活用)
経営ごとは全て自分の目で見て確かめたい!という方はこの作業を苦に思わずできるでしょう。今の時代はインターネットで情報を得ることができます。しかし星の数ほどある情報から自分に合う税理士を探すには膨大な時間と労力を割く必要がありますね。自分の目で見て探して、直接会って決めるのだ!という方はこの方法が良いでしょう。
(2)相談会や知人からの紹介
知人が契約している税理士を紹介してもらう方法もあります。探す手間が省ける反面、もし相性が悪かったりしても断りづらいという懸念があります。
また町の商工会などが主催する税の相談会などにすると税理士さんを紹介してくれますが、自分の経験から申し上げると正直オススメしません。。。自分の経営のことを相談しに行ったはずが、知らぬ間に税理士たちの自分の営業にすり替わっていたことが多々ありました。
(3)税理士紹介サービスを利用する
今はインターネットで全国にいる税理士の中から、依頼者のニーズに合う税理士を紹介してくれますサービスがあります。面倒な説明や探す手間を省けてお手軽に税理士を選べるメリットがあります。ただサービス会社のコーディネーター次第ということもありますので、思いのほか手間がかかる可能性もあります。

ファーストコンタクトの重要性
税理士と顧問契約をするうえで、ファーストコンタクトはとても大切な税理士を知る上での機会です。
面談の設定をしてもらうことができるのであれば一番良いとは思いますが、忙しいあなたの経営の時間を割かずとも電話やメールでの相談でも親身に話を聞いてくれます。
面談であれば1回の所要時間は1時間ほど。この時間のなかで税理士との相性をみたり、依頼する業務の具体的な内容を聞きます。
またメールで問い合わせる場合は事前に自分が聞きたいこと、相談したいことが冷静に準備出来て質問できるので、文章で残したい人にはお勧めです。
以下にファーストコンタクトの際のポイントをお伝えします。
● 面談の場合は将来のパートナーとなり得るかの相性を見ましょう。
● 自分がお願いしたい、相談したい内容(たとえば融資や法務のことなど)に専門性や紹介人脈が強いかどうかもポイントです。
● メールや電話での問合せの際は「なんどでも自分が納得するまで対応してくれるか」という点も確認しましょう。
● 顧問契約料が明瞭に提示されているか。顧問料以外に別途決算料が発生しないかなども重要です。
● 他の税理士事務所との違いを明確にし、自分たちの強みに自信をもって仕事をしているかという点も確認しましょう。
他にもスピーディに対応してくれるのか、相手の立場に立って仕事を進めてくれるのか、サービスの押しつけになっていないか・・・も感じ取る必要があります。
税理士との顧問契約はあなたの経営を後ろから支えてくれるパートナーです。とても長いお付き合いなる大切なターニングポイントを冷静かつ賢明な判断をするためにも、顧問料だけ払って仕事をしてもらえなかった、間違った申告をされて税務調査が入ってしまったとというようなことがないよう、後悔しない税理士選びを心がけましょう。
具体的なチェックポイント
では次に「この税理士さんなら信頼できそう」という目星を立てたなら、いよいよ具体的な依頼内容を相談していきましょう。
この作業を怠ると、結局自分の描く経営パートナーとなることができず、顧問契約が始まってから、思ったような内容じゃ無かった・・・と後悔してしまいます。
また一から税理士さんを探す労力がかかることを考えれば、初めの第一歩をしっかり歩んでいただきたいと思います。
税理士との相談時に用意するもの
税理士との初回に相談を行ううえで、いくつか準備しておくべきことがあります。
すでに会社を設立・新規開業・独立している方で、これから税理士との顧問契約をお考えの方は参考にして下さい。
会社の基本情報が分かる書類
会社には定款や謄本といった会社の基本情報が記載されている文書が必要になります。
これは税理士にとって「自分の会社がどういう経営方針であるのかを理解してもらう材料」になります。
定款は会社にとって履歴書のようなもの。会社の目的・所在地・資本金・株式発行数・取締役の人数や任期などについてを把握できるので、税理士があなたの会社を理解する上でとても重要になります。
また、商業登記簿謄本(あるいは登記事項証明書)を見せることによっても、会社の状況が把握できます。
決算書や申告書など会社の経営状況が分かるもの
決算書や申告書といった、会社の経営と納税の状況に関する文書は、経営や節税に関しての具体的な提案の話を進めることができます。
節税対策は税理士の腕の見せ所。税理士が決算書を見れば「利益を伸ばせる余地がある」「経費がかさんでいる」といった問題点に気づいてくれます。
その解決を図っていくことためにも準備しましょう。
領収書や売上伝票など
税理士の日々の主な業務は記帳代行です。しかし気をつけたいのは、税理士事務所によっては月に何枚程度の領収書がでるかで報酬額を変化させるところがあります。
複雑な報酬支払い契約よりも明瞭な支払い報酬の税理士を選ぶ方が良いでしょう。
よくあるトラブルのひとつに、一度決まりかけた見積もりから、大幅に料金があがったという内容があります。これは事前に伝えていた内容よりも実際の領収書の枚数が多かったり、そもそも支払い報酬が明朗会計になっていなかったというということなどから生じるトラブルです。
安心できる税理士事務所へ相談できるように、一番初めの「ファーストコンタクトポイント」をしっかり抑えておきましょう。
税理士の選び方 – 税理士との相談で聞いておくべきこと

初回相談で、最低限聞いておきたいのは、「決算対策」「経営への助言」「コミュニケーションの方法と頻度」「料金体系」「税務調査時の対応」についてです。
ここは絶対抑えておきましょう。
決算対策を請け負ってくれるか
会社の経営において最も重要なのは、税理士が決算対策を講じることです。
決算対策とはずばり、節税対策を行うことです。決算を迎えるにあたって、会社の利益を確保することは最大のミッションでしょう。
税理士に相談すれば、従業員へのボーナス、税額控除、設備投資のタイミングなどの一計を提案してくれるはず。
ただし、節税対策は本来業務に含まれないため、あまり乗り気ではない税理士も一定数います。そのような税理士はあなたの経営のパートナーとしては向かないでしょう。
融資対策や助成金獲得のヒントをくれるか
会社の経営において融資等の資金繰りはとても重要。
事業を拡大するために、融資を受けたいという方は多いはずです。
「融資制度にはどんなものがあるだろうか?」「融資をうまく通すためにはどうすればよいか?」
税理士は顧問先の資金繰り支援も行っていることが多いです。
創業計画書、事業計画書の作成、融資のために決算数値をどう落とし込んでいくか?など、融資を通すためのノウハウを税理士は持っています。
また、ものづくり補助金や創業補助金、小規模事業者持続化補助金といった中小企業向けの補助金もあります。
また人の雇用を考えている場合には、雇用保険を財源とした助成金を受給することもできます。これは、社会保険労務士の業務ですが、税理士は他士業との連携も図っており、その人脈を駆使したネットワークサポートを行える税理士さんが魅力的でしょう。
自社の経営相談に乗ってくれるのか
何度も言いますが、顧問税理士はあなたの経営パートナーです。経営についての助言も行なえる税理士、その専門職を紹介できる税理士は心強い用心棒です。
経営コンサルタントのような存在とはいきませんが、多くの相談には乗ってくれるはず。
そのようなパートナーを見つけましょう。
コミュニケーションの方法と頻度
メールや電話、直接面談など、税理士との主な連絡手段は確認しましょう。
直接訪問してもらう場合、当然顧問料は高額になります。また顧問料以外の決算料を請求してくる事務所も多いので、注意が必要です。
あなたの経営スタイルに合った連絡手段を探しましょう。
最近では訪問型よりもメールやチャットなどの連絡手段をとる事務所も多く、その分人件費がかからないので顧問料を安く設定している事務所もあります。
料金体系はどうなっているか
ここは絶対確認しましょう。
どのようなサービスが提供でき、追加で依頼するとどれだけ料金がかかるのか、自分が依頼したい業務に応じて尋ねるようにしましょう。
私が以前書いた記事に「税理士業界の報酬についての闇」についてお話ししました。
こちらは一度ご覧いただけると幸いです。
顧問税理士への報酬ってどれくらい?
税務調査時の対応について
ここも重要なポイント。あなたが経営を行っているならば避けて通れない道「税務調査」。
平均して5年に一度のスパンでその試練はやってきます。
この「税務調査」についてどう対策を講じているのか、どう向き合っているのかという姿勢は絶対確認してください。
もし税務調査のことではっきりとした回答を得られないようであれば、その税理士との顧問契約はやめておきましょう。
良い税理士を見極めるポイント
税理士と接しているうちに、税理士の経験だけではなく、その人柄や知識の豊富さ、安心感なども見えてきます。
所詮人間同士のお付き合い。お嫁さん・お婿さん探しと同じで「フィーリング」と「コストパフォーマンス」を最重要視しましょう。
顧客に対する接し方が紳士的か
社会において人の上に立つ者は紳士的であるべきです。
私の師匠達は年齢や性別、経験量などで人を判断したりしませんでした。
むしろこんなことを言われたことがあります。
「本当のお金持ちや成功者は万民に対して紳士です。君がもし経営者と話したときに君のことを笑うような人間がいたら、それは二流でしょう。」
税理士もあなたが人として信頼できるかどうか、 顧客の話をよく聞き、丁寧な言葉遣いで応じているか。態度が悪くないか。
税理士の誠実さを推し量り、気持ち良いお付き合いのできる人を探しましょう。
ポジティブな姿勢を感じるか
社会人として当然のことなのですが、仕事をする上で仕事への姿勢も重要です。
税理士は目の前のルーティンワークに追われがち。自分の職責を日々の業務で忘れて仕事よりもプライベートを優先する方も多いように思います。
自分の起業の志を忘れずに貴方に誠実に向き合ってくれる姿勢は仕事にも現れます。
熱心ではない税理士は当然レスポンスも悪い。それでは顧問契約の意味が無いですよね。
自分との相性が良いか
自分との相性が良いかどうかも確認しましょう。メールなどのコミュニケーション手段で相性が良ければ、円滑に連絡を取り合えます。また、性格的に相性が良ければ、心地よく相談に臨むことができます。
さらに、税理士の説明の仕方が、自分にとって分かりやすいものかどうかも重要です。分かりづらければ、実際の業務の遂行でコミュニケーションミスを招く可能性があります。
いかがでしたでしょうか?
本日は顧問税理士を選ぶときのポイントについてお伝えしました。
「税理士」を選ぶときのポイントをよく判断し、あなたに合ったぴったりの顧問税理士を探してみてください。
なお、以前よりご紹介している私がイチオシの税理士さんは下記の記事で紹介しております。
今回のポイントを全てクリア???(笑)しているような熱心で正義感の強い、紳士的な新田会計事務所/新田人史治さんです。
こちらも合わせてご覧ください。
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