「亀屋末富」山口富蔵【京菓子職人】/物の理はぶれてはいけない

物の理はぶれてはいけない

/京都「亀屋末富」 山口富蔵

はじめに

こんにちは。影谷です。

信念という意味にも近いですが、本日は「物の理(ことわり)」について教えてもらったビジネス思考力をお伝えします。

はじめて私が山口さんにお会いしたのはとある方からご紹介をいただいたことがきっかけでした。

本日はその山口さんからの思考力をご紹介したいと思います。

記事の信頼性

 

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。

現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。

特に対面営業と経営実務に関することを追求することが好きです。

「亀屋末富」  山口富蔵

「亀屋末富」(明治26年創業)三代目。 京都和菓子の老舗。

私が山口さんのもとへお邪魔したとき、大変お恥ずかしいながら「末富」さんのお店の偉大さを存じ上げておりませんでした。

ご面会のあと、偶然にもNHKプロフェッショナルで和菓子を取り上げた放送を拝見し、「とんでもない文化人とお会いしていたのか!」と後から足が震えたものです。

日本の古門書を紐解き、文献に残っている資料から読み解いて当時のお菓子を再現するというプロジェクトに挑戦されていました。

実は私、大の甘党で和菓子好き。和菓子でもあんこが無類の好物で、子どもの時から他の子どもがチョコレートやスナック菓子を食べているときに、「紅白饅頭」を好んで食べていました。

なので和菓子職人さんにお会いできるということだけでも興奮するのですが、裏千家さんにお邪魔する時もそうですが、お茶と共にいただく「主菓子(おもがし)」が目当てでいつも楽しみにしていました。

山口さんのところへお邪魔したときも「せっかくだから商品を購入して帰ろう!」と思っていたのですが、まさか到着するやいなや、すぐに主菓子がだされ、そしてお茶を点ててくれました。

奥様が出してくれたのですが、もうほんと感動したことを覚えています。

甘いはうまい

私が私が所属する芸能会社の理念をご説明していると、山口さんはとても深くうなずかれ、「やはり歴史ある芸能も同じ。私たちの和菓子にかける情熱も同じ。物の理をぶれさせてはいけないと思います。」を仰られました。

「菓子屋は、古くからお公家さんや偉い人の家来として成り立ってきた商売。白い砂糖は当時とても貴重でした。でも甘いものはとても高くて庶民は食べられません。誰もが食べられるようになったのは、おそらく明治に入って、戦争が終わってからでしょう。砂糖が無かった時代、それは心も寂しい虚無の時代です。砂糖の価値は高く、戦時中は『贅沢』の象徴でした。その砂糖を食べられるのは一部の人間だけ。砂糖とは選ばれた食材、高貴な存在やったんです。」

最近は「甘さ控えめ」「甘ったるくない大人な味」なんてものが流行っている。

私はこれの意味がわからない。甘くないお菓子って何?って思う。お菓子の理とは「甘い=うまい」です。甘ければ甘いほど良いに決まっている。砂糖のうまさは世界共通で、永遠です。その理から外れるのであればそれはもう菓子ではない。

この話を聞いたとき、「まったくもってその通り!」と叫ばずにいられませんでした。

私も和菓子はだだ甘い方が好きです。それがあんこってもんでしょって思ってましたので(笑)。

変わらない理 日本の美学を感じる力をつけよ

最近はお菓子のデザインも多種多様です。小分け包装で一口サイズのものばかり。人にあげるにはとても便利なんでしょう。しかしそれは与えられた覆らないデザインを押しつけられていると言うことです。

「本来お菓子というのは家族で取り分けて食べるもの。例えば羊羹なんてどう切るかで兄弟で喧嘩したものです。兄ちゃんの方が分厚いって(笑)。その切り方、食べ方を感じなくなってしまうと日本らしさって無くなってしまうように思います。切り方一つに取ったって、どう切るかはその人が作り出すデザイン次第。そのデザインこそ日本の美学にも通じていると思います。」

「いまでは何でも「かわいい」で片付けてしまう日本人の思考力低下に嘆いています。

日本の趣ある形や味わいがあるという表現の日本人が感じる独特の世界観が薄れつつある。「かわいい」ですべて説明できれば、こんな怠慢なことはない。

私は日本の美意識を守るためにもお菓子へのこだわりを持ち続けるようにしています。」

たしかに私も服、車、食器、靴、時計、金魚、すべての日常の廻りの物を「かわいい」で片付けてしまっていました。

ビジネス思考力を高めるためにも、変わらない理、物の理をぶれさせてはいけないと感じた瞬間でした。

経営にも物の理を大切に

 

山口さんは和菓子店「末富」の経営にも「物の理」を大切にされているそうです。

 

それは「一期一会」という精神。

お客さんだけでなく、お菓子を作る材料、できあがった和菓子、この作品たちにも一期一会の気持ちで商品提供しているということ。

またそのお菓子を買ってくれたお客さん、そのお菓子をつくる従業員たちへの「感謝」も忘れないこと。

一期一会は感謝の瞬間でもありますと、教えてくれました。

経営にも一期一会と感謝。

大変勉強になりました。

 

いかがでしたでしょうか。

本日は「物の理」のビジネス思考力をお伝えしました。

『黄金の智恵袋」

ご覧いただき、誠にありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

 

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執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!