仕事のクオリティは人生のクオリティ
ホテルグループ経営者 60代男性
はじめに
こんばんは。影谷です。
本日ご紹介する思考力は「仕事の質」についてです。
あなたの仕事のへのモチベーションはなんですか?
お金、社会貢献、家族、自己達成心・・・、働くビジネスパーソンそれぞれにその想いはあることと思います。
「仕事のクオリティは人生のクオリティ」
この思考力を伝えてくれたのは都心ホテルを3店舗、飲食レストラン10店舗、地方リゾート旅館2店舗を運営する、敏腕社長さんです。
超豪快な方でお会いすると3時間ぐらいずっと一人でしゃべり続けるような方です。社長さんが40代の頃は「鬼の〇〇」と呼ばれ融資担当の銀行マンから恐れられていたらしいです。※本人談(笑)。
私の労働時間年間300日を「何を言うか!僕なんて365日24時間だよ!♪24時間戦えぇますかぁぁ〜戦えますよぉぉ〜♪」と突然歌い出すような人です。※栄養ドリンク『リゲイン』を知らない世代の方、ごめんなさい。
そんな社長さんの格言は「仕事のクオリティは人生のクオリティ」というものでした。
「僕がこんなにも働く理由はこの言葉に尽きるね。大学を卒業して65歳まで働くと思うと人生の半分以上を働いてるんだよ。ましてや人間100年時代、死ぬまで働くと思えば仕事とは人生だね。死ぬ時に『あぁ〜いい人生だったなぁ〜』と思えるように働きたいのさ。」
「僕を知らない人はみんな僕のことを金の亡者とかいうけど、このホテルを見てよ。備品は古いし壁も老朽化してる。多角的に店舗を運営しているけど内情は火の車さ。銀行からの融資が止まれば終わる。僕はね、お金のために仕事をしているのではないんだよ。お客様の『ありがとう』という言葉で仕事をしている。だから頑張るんだよ。そして仕事のクオリティを上げているさ」
「仕事のクオリティは人生のクオリティ」という言葉は図らずか、元ザ・リッツカールトン日本支社長の高野登さんも話されていた言葉です。
社長さんも同じホテルマンとして高野さんの著書を読んでいたのかもしれませんが、知識で得るだけと実際に行動に起こすこととは全く次元が違います。
「仕事をする理由は人それぞれ。お金のために働くというのはとっても良い動機だと思う。もっとお金を稼ぎたいという野心は仕事のクオリティを上げるし、熱心に働き出すと動機が逆転して仕事のためにとなって、あとから自然とお金がついてくるということもあるからね。」
また社長さんはこのようにも言っていました。
「今の仕事が自分に合わない、何のために仕事をしているかわからない、もっと打ち込める仕事がしたい、という若者にはこう言いたいね、『何度でもチャレンジすればいい。何度でも職を変えればいい。』こんなにホテルに打ち込んでいる私ですら、転職組だからね(笑)。若い時に何度も職を変えて、今のホテルの師匠にあたる人と出会った。素晴らしい人生ってのはどれだけ熱心に仕事をポジティブに向き合えるかで決まると言っても過言ではないよ。」
仕事のクオリティを上げれば自ずと人生が豊かになる。
それを身を以て実現されている社長さんが伝えてくれました。
あなたの仕事はどうでしょうか。
誇れる仕事でしょうか。
人生を終える時に「我が生涯に一片の悔い無し!」とラオウのように声高らかに叫べるでしょうか。
こんな事を言っている私ですら道半ばです。
一緒に頑張りましょう。
「黄金の知恵袋」
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
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