成功者になりたければ同僚とつるんではいけない
大手イベンター制作会社経営 H氏(70代男性)
はじめに
こんばんは。影谷です。
本日は一緒に働く同僚についての思考力をお伝えします。
あなたは会社の同僚とどのような関係でしょうか。週末には居酒屋で上司の悪口を魚に呑んだくれるという方もいるでしょう。ストレス発散も大事ですよね。
今回の言葉は日本で芸能コンサートやイベントの興行を行う超大手イベンター会社の会長さんのお言葉です。
よくドームやアリーナ、劇場などで歌手がツアーなどを開催しますよね。TVで出ている、あなたが好きなアーティスト、その90%以上のコンサートのほとんどの運営・企画を制作されています。
いわば日本のイベント業界のドンみたいな方です。
その方の会社の方針であり、その方の思考力でもある言葉が今回ご紹介する言葉です。
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
成功したければ同僚とるつむな
成功したければ同僚とつるむな。どんな人間関係だけが自分の成功に必要かどうかだけを考えろ。
私は会社の一事務所の経営を任された時、とても孤独を感じていました。
今まで一緒に働いてきた先輩、同期、後輩の同僚が一気に自分の部下になったのです。
私の会社はとてもアットホームで、家族的な考えが強い社風でした。行事ごとでは遊びに出かけ、プライベートでもよく遊ぶ。
それが突然の任命に人の上に立つ立場になったのです。これまで気軽に接していた同僚たちは私に一線を置くようになりました。
これまでのように一緒に休日前に一升瓶を抱えて騒ぐこともできなくなりました。花見をしてそのまま朝方まで公園で寝てしまうような呑み方もしてくれなくなりました。
しかし私も「人の上に立つと会社のスタッフの人材育成にも責任を持たねばならない!事務所を経営するということは会社をひとつ任されたことと同じなのだ!」と鼓舞しておりましたが、一人ぼっち感がすごかったです。
突然、友人がいなくなった気がしました。気軽に仕事の相談できなく、孤独と戦わなくてはならないという気持ちで悲しかったことを覚えています。
先任者である佐江場さんに「人の上に立つ人間は孤独なのですか?」と聞いたことがありました。
答えは「当たり前じゃない。いつまで学生気分よ。」でした。
そんな時、前に仕事のきっかけで知り合ったH氏の言葉を思い出しました。
H会長 「うちの会社はね。同僚との飲み会は一切禁じてるんだ。社内規則としてね。うちの会社は正直きつい。朝は早いし晩は遅い。しかも世間が休日の時に働くから過酷だ。しかしだからといって何だ。去りたければ一人で去ればいい。それを伝染させることが許せないんだよ。飲み会なんてその顕著たるものだ。懇親会なんていったって結局は酒が入れば愚痴も出る。だれかを敵にしたくなる。それが何を生み出すというのだよ。だからうちでは新人歓迎会、送別会、新年会、忘年会、全ての飲み会儀式は禁止している。」
「そして成功したければ同僚とつるむなと言いたい。どんな人間関係だけが自分の成功に必要かどうかだけを考えろとね。」
この言葉を聞いたときはゾッとしたものです。ブラックだな〜(笑)って。
私達の業界はとてもブラックなことだらけですが、こんなにあからさまにブラックです!と開き直られると、こちらも「え、あー、おー、うん」としか言えません。
しかしこの言葉を思い出して、人の上に立ってみてその言葉の意味がわかるようになりました。
人の上に立つということは自分の責任の重さもまた変わります。友達では仕事はできない。
仕事場は友達を作りに来たのではない。友達は地元に帰れば何人もいます。必要なのは自分の成功のために何が必要でどんな人が必要か。です。
これをきっかけに私は異業種交流会へよく足を運ぶようになりました。
異業種交流会に行けば同じような感覚の先輩経営者が多くいたからです。またその方々から教えを請うことはとてもプラスになります。
私のような業界の人間はとくに珍しがられたのでここでも多くの人脈ができ、その人脈に救われたことも多々ありました。
ちなみに異業種交流会に行くにも会費がいるのですが、これも自己投資です。月に2度ほど行っていましたね。
→関連ページ 自己投資は一番効率の良い投資先
またそこで知り合った方からこんなことも言われました。
「自分よりも年収の高い人間と付き合いなさい。しかしその人間と利害で物事をみるような付き合いをしてはならいよ。」
これもひとえに「自分にとって成功するための人間関係を作りなさい、しかし目先の利益に走らず、大きな視点で動きなさい」と言ってくれていたような気がします。
今回は私のビジネスにおける人間関係の考え方を改めるきっかけになったお話でした。
あなたも一度自分の仕事と同僚と友人との関係を見直してみませんか。
「黄金の知恵袋」
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
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