■目次
【要注意!】「ギャラ飲み」を申告しないと脱税行為??
はじめに
こんにちは。影谷です。
本業が忙しく、更新が全く滞っておりますが元気にやっております。最近、有名な落語家さんとご一緒することがありました。
コロナといものが「悪」というイメージでだけでなく、そこから「プラス」になったきっかけを考えようとお話ししてくれました。おうち時間というもので「プラス」を得た人、新しい環境・新しい働き方で「プラス」を得た人、そんな人が世界中で溢れているとすれば、この「コロナ時代」も世界の大きな転換期なのかもしれませんね。
さて、本日は気になる記事があったので投稿します。
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経営実務に関することを追求することが好きです。
「ギャラ飲み」派遣女性ら、申告漏れの疑い相次ぐ 東京国税局が調査
一定の料金を支払って呼んだ女性らと一緒に飲食する「ギャラ飲み」と呼ばれるマッチングサービスをめぐり、店に派遣される女性らに税金の申告漏れの疑いが相次いでいたことが、関係者への取材でわかった。東京国税局は運営会社への税務調査の過程でこうした状況を把握。収入を得ながらも納税についての知識がなく、申告しないケースが多発しているとみられる。
同国税局が調査したのは、東京都内のマッチングサービスの運営会社。ホームページなどによると、利用者はサービスに登録している「キャスト」と呼ばれる女性らに集合場所などを指定して飲食し、キャストは運営会社を介して収入を得る。キャストは20~30代の女性が中心で、人気があると月1400万円以上を得ることも可能としている。 キャストは運営会社との雇用関係はなく、税金が源泉徴収されないため収入から経費などを差し引いた所得が一定額を超えると、所得税を納める必要がある。また、年収が1千万円を超えるなどの基準を満たすと消費税の納税義務も生じる。
以上が朝日新聞デジタル版で紹介された抜粋記事です。
これだけ見ると「え!?お小遣い感覚で稼いでいるつもりだったのに、税金かかるの!?」という声が聞こえてきそうです。
結論から言うと、この「ギャラ飲み」ですが、もちろん課税対象行為となります。
ギャラ飲み とは
ギャラ飲みとは、お金を払って人を呼んで行う飲み会のことです。
ギャランティ=金銭報酬のある飲み会で「ギャラ飲み」と言われています。
近年流行ワードとしてよく見るパパ活は、男性がパパとして女性にお小遣いを与えるイメージですが、ギャラ飲みは一緒にお酒を飲んでその対価として謝礼を支払います。
この謝礼は、タクシー代という名目で支払われることが多いです。
パパ活は1対1が基本ですが、ギャラ飲みは接待で使われることもあり近年副業としても注目されています。
東京を中心に始まり、全国地域で認知の広がってきたギャラ飲みサービスですが、
次々と新サービスが登場しているのが現状です。

【注意】ギャラ飲みは法人が関与している
上記で紹介した「パパ活」というものですが、こちらは「個人」対「個人」で成立しているという点で、そのお食事代はあくまで個人からデート代としてのお小遣い、御礼、気持ち、というもので支払われています。
当然、支払いをした男性から女性に対して「領収書ちょうだい」という野暮なことは言われません。
これはお正月に親戚の女の子に「お年玉」を渡していることと何ら変わりがないため、税務署も追うことができないというものです。
これとは反対に「ギャラ飲み」というものは紹介する法人サービス(仲介業者)があるという点が課税ポイントとなります。
ギャラ飲みに参加する人は当然その手段(ツール)をSNS、アプリなどを利用して参加することが大半でしょう。
そうなるとその飲み会を主催しているのは法人・企業であり(大きさや怪しさは別として)、その会社は当然として税務署へ確定申告を行っています。
つまり、あなたが参加した飲み会のギャラは、『住所どこどこの何何さんに●●●●円支払いました』
という記録がきっちり残っているということになります。
税務署は『怪しい』と思った会社には税務調査名目で調べに調べ上げますので、当然芋づる式で未申告のギャラ飲みについても調べ上げることができるのです。
『●●さんに払ったギャラ飲みの申告だけど、この●●さんから確定申告されてない」という風に調べ上げられます。
そうなると、無申告⇒延滞課税となります。
悪質な場合は重課税や逮捕なんてこともありますので、ご注意ください。

確定申告しよう
「え!納税するなんて馬鹿らしい!」
「お金払いたくない!」
って、思うかもしれませんが、収入を得たところから納税義務が発生します。
これは日本に生まれて生活していく中でどうしようもないことなのです。
事がおおごとになれば、プライベートが周りに知られたり、副業がばれたりと、良いことありません。
変に脱税や税金逃れなんて考えないで、すっぱり「払うもんは払う」という切替えを行いましょう。
日々の税務処理(確定申告)をやってくれて、私もお世話になっている顧問会計士さんのことも参考にしてください。
煩わしい悩みからあなたを開放してくれますよ。
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