3.11/東日本大震災を忘れない

3.11/東日本大震災を忘れない

 

はじめに

こんにちは。影谷(かげたに)です。

本日は3月11日。今日は私の雑記です。

2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による大災害から9年が経ちました。

はじめに、震災とその復旧活動や関係活動で亡くなられた方々にご冥福をお祈り申し上げます。

震災が起こった時、私は広島県の廿日市・宮島にいました。

広島県は震災の揺れを全く感じず、仕事を予定通りこなすつもりで行動していました。

そこへ姉から一本の電話が入りました。

「あんた!いまどこに居てるの!」

私の仕事は伝統芸能公演を日本全国で制作・巡業する仕事です。

日本全国を日々飛び回っていたのでいつも所在が不明でした。

心配した姉からの知らせで「東北が大変なことになっている」ということを聞かされたのです。

私にとって東北は第二のホームといって良いほど縁がある土地です。月に2〜3度は訪れていましたし、何よりも元上司や元後輩・部下たちも東北を拠点に頑張っている人間がたくさんいる土地でした。そして当時お付き合いしていた女性もまた仕事で岩手の陸前高田におりました。

震災のことを聞いた時、私はものすごい恐怖と心配で足が震えました。

何度電話しても繋がりません。彼女に電話しても、東北の知り合いや仕事の仲間に電話しても誰一人繋がりません。

後からわかりましたが、あの時皆命からがら津波から逃げていたと言っていました。

お付き合いしていた彼女もまた営業先で被災し、営業車を置いて地元のお客さんに言われるがまま高台に逃げたと言っていました。

無我夢中で走っていると、民家から飛び出した高齢の老人達が「ぽかん」とした表情で家の前で立ちすくんでいたそうです。

「津波が来るぞ!高台に逃げろ!逃げろ!」というまわりの声も耳には届かず、逃げることもなく本当に「ぽかん」と立っていたそうです。

恐らく津波が来るなんて考えもしなかったのかもしれません。

その十数分後、津波に街は飲み込まれてしまいました。

彼女はそのお客さんが居なければ、地の利もわからず、津波で死んでいたと思うと言っていました。

幸い、そのまま地元の人達と一緒に避難所で1週間近く滞在し、その後無事の確認が取れたとき、私も泣きました。

しかし彼女は、『あの「ぽかん」としていた老人達は皆死んでしまったんだ』と、そのことが頭から離れないといつも夜に泣いていました。

あの時は皆必死だった。

『死』というものを身近に感じるからこそ、生きているのだというけれど、それでも災害での『死』なんて正直向き合いたくない。

 

震災の補償格差

震災が起こった時、私は何も出来ませんでした。

ボランティアに行くことも、被災地に物資を送ることも、寄付を行うことも、何も出来ませんでした。

というのも、私の事務所の存亡が危機に瀕していたのです。

いわゆる「震災ショック」というものです。

公演巡業が軒並み「自粛」という形でキャンセルや延期の申し入れが相次いだのです。

東北や東日本でならわかりますが、震災の被害が無い西日本エリアまで「自粛」ムードになったからです。

その影響で事務所運営が滞り、大赤字決算になってしまいました。

当時の売上がちょうど2億円くらいだったのですが、そのショックで8,000万円にまで落ち込みました。

正直、覚悟しましたね。このまま逝ってしまうと。

なんとかグループ会社のフォローも有り、乗り越えることが出来ましたがそれでも本当に辛い思いをしました。

国のフォローなんて全くありませんし、全て自己責任なんでしょう。

これは被災地でも同じようなケースがありました。

▼避難指示区域(立ち入り禁止エリア)
原発〜20キロ圏内
原発20キロ超〜30キロ圏内

▼自主避難区域(立ち入りは自由なエリア)
原発30キロ超〜

この意味がわかりますか?

これは福島第一原子力発電所事故による災害で生じた非難指示の区分けです。

そしてこの境界線が、そのまま賠償金の支払い基準になりました。

ここで、不幸にも震災被災者格差が生まれてしまいます。

原発事故の賠償金は平均的な4人世帯で約6300万円〜1億円超という莫大な金額が支払われたそうです。

しかしそれでは、境界線の内側と外側とで「もらった者」と「もらい損なった者」との間に溝が生まれてしまいます。

仮に境界線の範囲が広がれば、それに比例して賠償金も増える。すると東電は深刻な経営危機に陥り、日本経済にも大打撃を与えかねない。

そこで政府は、最悪のシナリオを避けるため、賠償金を抑えるギリギリのところで線を引いたというものです。

福島原発という人災に、補償が1億か、0円か。

こんな理不尽なことがあって良いのでしょうか。

震災で直接的な被害と間接的な被害、どんな差があるというのか。

私には国の方針がわかりません。

 

現在、新型コロナウィルスの補償問題が取り沙汰されています。

新型コロナウイルスの影響で一斉臨時休校した措置として、保護者が仕事を休んだ場合などに一日8330円を上限に補助する方針を明らかにしました。

また一定の要件を満たしたフリーランスや個人事業主に対して一日4100円の給付を検討しているということです。

この差ってなんだろう。

本当に不思議に思いました。

震災で発生した補償格差問題。

今回のコロナウィルス対策でも、そのような格差が起きないように国にはしっかりと施策を行っていただいたいと思いました。

おわりに

大震災が起きて、あれから9年・・・。

街並みは復興したと思いますが、決して風化させてはなりません。

私は未だに東北に未練があります。

それだけ「まほろば」なんですよ。とても良いところです。

訪れたことが無い方はぜひ一度訪ねてみてください。

「黄金の智恵袋」

本日もご覧頂き、誠にありがとうございました。

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執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!