稲盛和夫・名言 仕事に必要な「生きるための大義名分」を

仕事に必要な「生きるための大義名分」を 

稲盛和夫(京セラ名誉会長・日本航空名誉顧問)

お悩みの人
経済界の生き神とも言われる京セラ・稲盛和夫イズムを学びたいです。

はじめに

こんにちは。影谷(かげたに)です。

あなたは仕事に「なぜ自分の事業を世の中で広める必要があるのか?」ということについて、考えたことはありますか?

優れた経営者や成功者ほど、この問いに明確な「答え」をお持ちになっています。

私が京セラの伊藤謙介さんのもとへ通っていた頃、私の師匠である虎田さんから「日本を支える大企業の役員クラスの方をお会いするにはそれ相当の覚悟を持って行け。生半可な気持ちでお会いできるような方々ではないからな。お前の『大義名分』を掲げてお会いすれば、きっと物事は動く。我々が行っている仕事とはそのぐらい高尚なものと考えて行け。」と言われたものです。

実際にこの大義名分によって私は数多くの成功者や経営者とお会いし、お仕事でとてもお世話になることができました。

自分の大義名分がはっきりしていると、相手の大義名分と手を取りあって力を合わせることができるからです。

京セラさんを訪問させていただく時、企業リサーチをしていると京セラの創始者・稲盛和夫氏がこの「大義」をとても重んじるということがわかりました。

本日はその「大義名分」についてのビジネス思考力をお伝えしたいと思います。

 

ビジネスの守破離!元京セラ会長伊藤謙介さんが教えてくれた守破離で仕事を安定させる方法 【解決策あり】/伊藤謙介(京セラ相談役)

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

✔ 稲盛和夫さんとは

✔ 稲盛イズム

✔ 仕事の大義名分は生きることの大義名分

 

記事の信頼性

 

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。

現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。

特に対面営業と経営実務に関することを追求することが好きです。

 

稲盛和夫

いなもりかずお。昭和7年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。34年京都セラミック(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、平成9年より名誉会長。昭和59年には第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任、平成13年より最高顧問。22年には日本航空会長に就任し、27年より名誉顧問。昭和59年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。また、若手経営者のための経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成に心血を注ぐ。

稲盛和夫さんが一番大事にしていること

稲盛和夫さんが一番大切にしていること。

それはずばり、「大義名分」です。

稲森さんは大義名分を打ち立てて「自分の信念を具現化すること」が大切としています。

また稲森さんはこう言われています。大義名分さえあれば命すらかけられると。

稲盛和夫著「京セラフィロソフィ」より

…戦時中、私は中学生でしたが、「アメリカはでたらめな国だ。自由主義だと言って男も女もチャラチャラしている。それに比べて日本は、男は毅然とし、女は貞淑だ。アメリカは資本主義で利己的な国だが、日本は天皇制のもと、国民は皆たいへん礼儀正しい」などと教えられていました。
 ところが、そのアメリカが戦争では強い。戦後、硫黄島や沖縄の戦線などで、アメリカ側が撮った実写フィルムを見ると、どの兵士も、雨あられと飛び交う砲弾の中を身体を張って突撃していく。われわれは、勇敢に戦うのは日本人だけであって、アメリカ人なんかちょっと脅したらすぐ逃げていく、と教わっていました。だから、竹槍でも十分戦えると思っていた。ところが、実際は、アメリカ兵はたいへん勇敢に戦っていたのです。
 日本と比べればでたらめだと思っていたあの国が、なぜあんなに強かったのか。そのことを、私はたいへん疑問に思っていました。
 あるとき、そのことをアメリカ人に聞いてみたのです。あれだけさまざまな人種がいて、英語を満足に話せない者さえいる。言うなれば、アメリカの軍隊は、お互いに言葉も通じない寄せ集め集団だったわけです。それを一つに結集させたものは、いったい何だったのか、それを聞いたのです。
 すると、「このアメリカほど自由な国はない。英語が話せなくても、肌の色が違っても住むことができる。このすばらしい自由を失ってもいいのか、という大義名分があった」と言うわけです。
 日本がファシズム体制下にあった時代に、アメリカでは「人民の、人民による、人民のための国家、この国が日本やドイツに踏みにじられたら、この自由と民主主義は失われてしまう。われわれの国、アメリカを守るために、さあ銃を取ろう」と叫ばれていた。それに呼応し、皆が、「この国のために!」と武器を取って勇敢に戦ったというのです。
 すばらしい大義名分です。そのような信念があって初めて、雨あられと降り注ぐ弾の中を、命をかけて戦う闘志が生まれてくるのでしょう。
 もはや戦争を例に引く時代ではありませんが、この厳しい経済環境の中で中小企業を引っ張っていかなければならない経営者は、まさに命をかけて戦わなければなりません。そして、たった一つしかない命をかけられるかどうかは、死んでも構わないというほどのすばらしい信念があるか、ということにかかっているのです。
 皆さんの中には、「親の事業を継いだだけで、別に信念があったわけではない」と思っておられる方もあるかもしれません。しかし、単に自分の都合を考えるだけなら、いつでも事業をやめることはできると考えるようになって、従業員を路頭に迷わせかねません。多くの従業員のことを考えるなら、ぜひ、「自分にはこういう目的がある。それを貫くために、自分は命をかけて戦うのだ」という大義名分、信念を持つようにしていただきたいと思います。

このように大義名分の大切さ、命をかける意味を考えさせてくれます。

 

また稲森さんはご自身が行った偉業に電気通信事業への新規参入というものがあります。

それは、KDDIの前身となる第二電電を創業させ、その日本の電信電話事業に大きな波を起こしたことです。

1985年に日本の電信電話事業が自由化され、明治以来、国家事業として運営されてきた電信電話事業の民営化が行われました。

当時、日本の通信料金はアメリカと比べてもその料金が高過ぎるために、多くの国民が苦しんでいたそうです。

通信事業の新規参入はいわゆる電電公社(現・NTT)を向こうにまわし、戦いを挑むことと同じです。

稲森さんはその電電公社を敵に回しても新規参入を成し遂げること、それは私利私欲ではないのかと自問自答する毎日だったそうです。

「動機善なりや、私心なかりしか」

おまえのその動機は、美しいことなのか、良いことなのか、人助けになることなのか、優しさがあるのか、人に対する思いやりの心があるのか、そして、その思いは純粋なのか、といことを毎日、毎日考え抜く。

そうして偉業は達成させられたのです。

大義とは大風呂敷を広げること

歴史を振り返ると、何かを成し遂げた人は必ずといっていいほど大義を掲げています

たとえば、戦国大名の雄・織田信長は他国を侵攻する際に、将軍家嫡流である足利義昭を奉戴して上洛することを大義名分として掲げ、民衆や諸大名の支持を取りつけることに成功しました。

徳川家康もまた日本に乱立する諸国の火種を鎮静し、「天下泰平」の日本国を樹立させるための大義名分を掲げています。

信長とは違い、狡猾なやり方やずる賢い性格という印象で日本人にはあまり人気のない家康でありますが、結果的には彼の残した莫大な遺産は、彼が心血を注いで築いた磐石な幕藩体制とともに、その後250年以上にわたる長い「平和の礎」となりました。その結果、江戸時代の日本は、現在もなお世界に誇れるような高度な独自文化の宝庫となりました。「家康がいなければ、今の日本はなかった」と言っても過言ではありません。

戦国時代を研究してみると、諸大名が大義名分を掲げるために知恵を絞っているのがよくわかります。世のため人のためとなる大義を掲げることに腐心しています。人心は大義がある方になびくからです。

政治や戦争における大義について考えてみても、ビジネスでも大義は非常に大事な概念です。ビジネスでは、世の中にどのような価値を提供するのかが大義に当たるといえます。

経営理念やミッションなどが「大義名分」といえるでしょう。

しかし経営理念をを設定する時、以外にも実現可能なこじんまりした設定を行う企業や事業主さんをお見受けします。

経営理念はあなたの夢であり、信念であり、社会のための意思表明です。

大きな風呂敷を広げるぐらいが丁度いい。

私の師匠である虎田さんも大風呂敷広げが得意な方でしたが、その風呂敷が見事に周りへと伝染し、うまく取り込まれていました。

私もよく本気で「歌舞伎俳優や落語家が総理大臣になれば、この国の文化政策は180度好転し、もっと豊かな社会と人材が生まれるのに。」と言っていました。

冗談のように聞こえますが、良いか悪いかは別にして、真剣にこの国の文化芸能の衰退を考えていたのです(笑)。

大義名分とはそれぐらい大風呂敷を広げ、理路整然と自分(会社)の信念を語ることです。

 

生きていくには大義名分がいる

稲盛さんは「生きている以上、大義名分は必要である」ということも説いています。

人間は常に〝自分がよくなりたい〟という思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことが最も大切です。それが世の中という社会に生まれた人としての使命です

つまり、生きていくには周りの幸せなくして、自分の幸せはない。

これって十分な「大義名分」ではないでしょうか?

働くための仲間、家族、恋人・・・。

働くことにより、自分だけでなく周りも幸せにしていることって案外当たり前かもしれませんが、改めて考え直すと「仕事への姿勢」も少し変わるような気がします。

私も社会で働く人間として、利他の心というものを大変尊重しています。

あなたもぜひこの「利他の心」という意味を考えてみてはいかがでしょうか?

 

「黄金の知恵袋」

本日は「大義名分」というテーマでお届けしました。

ご覧いただき、誠にありがとうございました。

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執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!