【ムジナ】おすすめはしませんが、ブラック企業(業界)で働く人や社畜が読むと人生が変わると思う漫画

【ムジナ】おすすめはしませんが、ブラック企業(業界)で働く人や社畜が読むと人生が変わると思う漫画

はじめに

おはようございます。本日は雑記です。

世の中にはたくさんのブラック業界があります。働き方改革なんてきれいごとだと感じる人はおそらく「社畜」でしょう。

仕事のやり方が変わってきたといっても、まだまだ人生を放り出したくなるような圧政を敷いてくる仕事や会社や業界はゴマンとあります。

そんなことを言っているこの私も、はじめて勤めに出た会社は傍から見れば「超ブラック企業」だったと思います。

おそらく会社がブラックというよりも業界がブラックなのだと思います。

私が所属していた業界はエンタメ系です。

音楽関係、映像関係、舞台関係、テレビ関係など、とても華やかなイメージを持ちますが、強い光を照らせばこそ、そこには濃い影を落とすものです。

エンターティメントの端くれにいた私の会社も例外なく「暗黒面」を持ち合わせていた会社でした。

私は『ブラック』ではあったもののその仕事を愛し、身を粉にして働いていました。

ブラックも考えようによっては「自分のため」になるからです。

それでも「こんな会社辞めてやる!」「全部なくなってしまえ!馬鹿野郎!」と何度も何度も挫折しかけたことがありました。

そんなとき、私が心の支えとしていたものがあります。

それが、相原コージさんの『ムジナ』という漫画です。

本日はこの漫画をご紹介したいと思います。

あなたも会社で疲れた時、働くことに疲れた時は、この漫画を手にとって見てください。

しかし、タイトルでも触れていますが、万民に支持させるような漫画でないので、決しておすすめしません(笑)。

興味のある方だけが味わえる世界だと思います。

読むか読まないかはあなたが決めてください。

記事の信頼性

 

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。

現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。

大学卒業後に勤めた芸能関係企業が「超ブラック」企業。初任給9万円、年間300日勤務、ノルマ異常、対外取引先からの圧迫など。

仕事のどん底から這い上がるのを夢見て現在に至ります。

ムジナという漫画に救われた私

はじめにも紹介しておりますように私の仕事はブラックでした。

長時間労働に薄給。

パワハラ、セクハラ、モラハラ。ハラに関するものは何でもござれ。ハラスメントの総合商社のようなところです。

私が社会人になったばかりの頃はまだ『ブラック企業』という言葉すら有りませんでした。

しかし今思い起こしてみるとブラック企業の権化、いやブラック企業の神と言えるかもしれません。

働くことを生きがいにしていた私ですら、「もう限界。『審判の火』でも起こらねーかな」と本気で思っていた時はありました。

「人間だもの。」と相田みつをの詩でも書いてボスに送りつけてやろうかと何度も真面目に考えていた時代です。

しかし1冊の漫画の出会いで私の働き方に対する考えが180度変わることになります。

その漫画が『ムジナ』でした。

ことわざの「同じ穴のムジナ」のムジナという動物のことではありません。

この漫画の出会いで私は救われたようなものです。

ムジナ(あらすじ)

ムジナという漫画の簡単な説明をします。

「ムジナ」は、1992年7月に『週刊ヤングサンデー』で連載が始まった28年以上前の作品です。とても古い作品ですね。

正直なところ、そのほとんどの人が存在自体知らないでしょう。

主人公である落ちこぼれ忍者の名前がムジナ。

この主人公・ムジナが父の遺言「生き抜いてやれ」の言葉に、どんな手段を使ってでも忍者世界で「生き抜こう」とするヒューマンドラマです。

またギャグ、エロ、グロ、サスペンスがごっちゃ返している作品でもあります。

階級社会である忍者の世界において、下忍であるムジナは泥臭く生きる父親のようになりたくないと始めは考えていましたが、その真意を知るや自分の置かれている状況と住む世界に疑問を持ち、とにかく何が何でも「生き抜く」という一貫した考えに変わります。

必殺・忍法「跳ね頭」を武器にあらゆる末期的危機から切り抜け、父のように泥臭く生き抜いていきます。

ドラマは忍者の世界においての派閥争い、対組織(ボス)へのクーデター、対社会(業界にたいして)の挑戦と物語は流れ、数多くのピンチを『生き抜く』という精神で苦難を乗り越えていきます。

これは私達、現代社会を生きる企業戦士に通じるものがあり、現代の競争社会を生き抜く術を教えてくれているような気さえします。

この漫画はムジナという私達と同じ等身大の主人公が忍者世界で起こす人間活劇ですね。

見どころ

1.ムジナのしぶとさ

見どころはなんと言ってもそのムジナのしぶとさでしょう。下忍(げにん・格下の忍者ということ)で落ちこぼれだったムジナが父の死をきっかけに夜な夜な修行に明け暮れます。

それは実力をつけてバカにする同期を見返すということや、より良い待遇を受けようという野心からではなく、ただ一つ『生き抜く』ためです。

父から授かった忍法「跳頭」(※正確にはそのアイディアを授かった。)を一撃必殺術までに昇華させ、自分よりも数段格上の実力者との死闘にも勝ち、生き延びていきます。

その泥臭さはただ生き抜きたいという気持ちがひしひしと伝わるもので、その描写には少年漫画のような熱血・闘志・友情などという青臭いものはありません。

命を奪い合う戦いを勝ち抜いても決しておごることなく、その敵が用いた武器や技を自分のものとして取り入れ、さらなる強敵のために備えます。

汚い、下品、バカバカしいと思ってしまえばそれまでですが、その命のやり取りの中にも「生きることの素晴らしさ」を伝えているような気さえします。

2.組織に抗う

組織に抗うと言っていますが、表には表しません。

というのもムジナは生き抜くために手段を選ばず、自分の実力も隠し続けます。※ムジナは血のにじむような特訓で本当に強くなった。

目立つことを避け、自分が属する派閥(グループ)と揉めることも嫌いながらも、うまく面倒事から離脱することだけを考えます。

しかし完全にその組織への抵抗心を持っていないかと言えばそうではなく、その復讐心を心の奥底に眠らせています。

自分がいかに生き抜くかということを考えながらも、自分が忍者であるということへの呪縛から逃れられないその感情を業火のごとく燃えたぎらせているのです。

   

3.ムジナの驚異的な成長力

ムジナはとにかく吸収力が半端ない忍者です。

自分が危うく殺されかけたその技や武器をすぐに自分に取り入れて次の戦いに備えます。

その準備力は「臆病すぎるからこその戦闘力」と言えるでしょう。

首の皮一枚で繋がった命をさらにつなげるためにムジナは考え抜くのです。

最終章に向かうに連れ、その強さが光るようになります。

超人的なラストでは強敵との死闘で得た戦闘力とこれまで抱いていた忍者社会に対する業火が爆発し、『覚醒』といえるような力を発揮します。

多彩なキャラクター

この作品を語る上で欠かせない多彩なキャラクターたち。

忍者・忍法という意味ではとてもいろんな個性が盛りだくさんな漫画と言えるでしょう。

しかし私がお伝えしたいのはそんなキャラクターたちにもちゃんとドラマが一つずつあるであろうという描写があること。

やられ役・悪役として登場しているにも関わらず、その敵にすらも感動的なヒューマンドラマが背景にあるというような描写もあったり、そのどちらが果たして本当の正義なのかということさえも考えさせてくれます。ギャグ漫画なのに。

キャラクターによっては脇役・端役にも関わらず、思わず感情移入してしまう者までいます。

自分のお気に入りのキャラクターを探すのも楽しいでしょう。

無情なまでの死への考え方

この漫画ではものすごく人が死にます。ギャグ漫画なのに。

その死に方も壮絶なものから、ほんとにあっけなく死ぬもの、中には死んでいく様子を時系列で説明するものまであったりします。

それが本当に面白い。

少年漫画などでの『死』の描き方とは戦いに破れた敵や友が、その戦いがどれだけ壮絶だったかによって重く描かれることが多いと思います。

しかし、ムジナでは『死』もまた平等に描かれ、その『死』もまた泥臭かったり、あっさりしたものだったり、無情なまでに死ぬということに対して「意味のあることなのか?」と問われているような考えになります。

いくら仕事・組織・社会が違えど、「死」とは平等であり、絶対的なものとしてメッセージを送られているような気になります。

LOVEドラマ

ここまでお話すると意外かもしれませんが、ムジナはLOVEドラマでもあります。ギャグ漫画なのに。

ムジナの父から「生き抜くためには愛する人を作るな」という遺言を受け、その意思でムジナも忍者社会で暮らします。

しかし一人の女性・スズメに出会ったことによりその生き方は「ただ生き抜く」というよりも「愛する者のために生き抜く」という考えに変わっていくようにも見えます。

最後のシーンは涙腺崩壊の感動的ドラマで終焉します。

私も始めてムジナを読んだ時は、恥ずかしながら大泣きしながらこの漫画を読み終えたことをよく覚えています。ギャグ漫画のくせに。

愛に飢えている人が読むととても良いオアシスの水になってくれるでしょう。

読むと人生が変わった理由

ここまでムジナの魅力をお伝えするとなんとなくその意味がわかってくれるのかもしれません。

そう、ムジナは私達、現代社会を生き抜くビジネスパーソンそのままの等身大の姿なのです。

競争社会でなぜ働くのか。なぜ生きるのか。なんのために生きているのか。

そんな永遠のテーマ、解決でいない答えをバカバカしいほどのギャグ漫画で作者・相原コージ氏は伝えているのだと思いませんか。

私もかつては超ブラックという業界のメガブラック企業で勤めていました。

社会のため、人のためと綺麗ごとを並べるばかりの華やかな業界で、ゾンビのように生気を抜かれて馬車馬のように働いていたのです。

精神崩壊を起こしてリタイヤしていく同僚や後輩を見ているうちに「なぜ自分は働かないといけないのか」という問答を繰り返すようになりました。

その答えが欲しくて私はいろんな成功者にその手引を聞くことが多くありましたが、成功者の位置にいる人と現在の置かれている自分の世界とのギャップがありすぎ、すべてを受け入れることはできません。

そんな時にこの「ムジナ」に出会い、「ムジナ」の生き方を学んでいるうちに、自分の考えが何となくまとまっていったように思えます。

またバカバカしいほどの下品漫画に私の心が動くのも、また面白くもありました。

B級、3流作品と侮るなかれ。心が動きますよ。

しかし、おすすめはできない。その理由

「超感動大作だ!」「まるでスティーブ・ジョブズの人生訓示本のようだ!」という評価を与えられても良い作品であるにも関わらず、世に名を知らされていない理由を語ります。

そう…。人がゴロゴロ死んで、グロテスクで、エッチで、臭そうで、超お下劣・下品な漫画に、『これが私の人生を変えた漫画だ!』と大きな声でみんなに言えないのです。

あまり掲載したくないのですが、下記のページを御覧ください。

そう、これがムジナの感動すベき1巻1ページの1コマです。

驚いたでしょう。

こんな漫画が人生を変えたなんて大きな声で言えないでしょう。

でもこれが現実です。

ちなみに初めてこの漫画を読みえた私が「なんて素晴らしい漫画だ!」と素直に感動した気持ちを商社で働く意識高い系キャリアウーマンに話したところ「是非とも読んでみたい!」と言ったので、持っていってあげると、このページを見てそのまま卒倒しました(※本当の話。マジです。)

高学歴キャリアウーマンには大変刺激が強かったようで、2ページ目なんて開いてもくれませんでした。

それぐらい毒のある作品なのですよ。

でも私は思います。「良薬口に苦し。」

こんなことでへこたれるようでは、彼女は人生のことなんて深く悩んだことがないのだろうと思いました。

人生にどっぷりと迷走している人がみないと、この作品の真価はわからないのです。

怖いもの見たさも手にとってみないとわからないでしょ。

ブラック企業・業界にいた私が人生を180度変えることになった作品。

世間はB級と思っても読む人が見ればS級です。

その価値に気付いてほしいと思います。

しかし、決して大声では評価しないように(笑)。

 

 

 

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執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!