信仰とは自分の考えを他人に委ね、自身を楽にするための手段である。
山折哲雄 宗教学者・評論家
はじめに
あなたは神頼み、仏頼みってしますか?
合格発表の時は「かみさまぁぁ!」って心で唱んだりしますよね。
本日のお話は「成功者や経営者は意外と神様(仏様)を頼る」です。
この言葉は我が師匠・山折先生のが伝えてくれたビジネス思考力でした。
→関連ページ 「死を考えることは人生の最高のマネジメントを行うことである」
✔記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。
現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。
特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。
山折哲雄
宗教学者、評論家。1931(昭和6)年、サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。
私が社長さんや知識人とお会いするとかなりの高確率で神棚を飾っている方が多かったように思います。
お話していても宗教話をされることはありませんが、一様に皆さん「最後は神様に任せるしかないからな!」ということを言われていました。
私がお会いする社長さんはカリスマ的なパワフル社長が多かったので、「神様・仏様って言っても結局は自分で決めるんでしょ」と心の中では思っていました。
信仰の本当の意味
私は山折先生に「会社によく神棚を見かけるのですが、ほんとに信仰してるでしょうかね。」と質問したことがあります。
すると先生からは、
「日本人の宗教観は世界から見ても特殊で、初詣(神道)、お葬式(仏教)、結婚式(キリスト)、と行事ごとに宗教が変わるという不思議さがあるよな。これは日本の「八百万の神」といういにしえの思想観があるからこそ、享受の心で受け入れた結果だ。日本人の素晴らしい一面でもある。そしてこの日本的精神は一宗派の信仰とは違い、心の支えという安心を得るための考えでもある。だから経営者たちは最後の最後の決断をその時に一番頼れる神(仏)を選んでお願いするという行動をする。それはな、他力に任せてることによって自分を楽にさせたいんだよ。だからたくさんの神様仏様に助けてもらいたい。それは宗教を超えてもね。神棚があるはその良い例じゃないか」ということ教えてくれました。
また山折先生は付け加えて、
「信仰とは自分の考えを他人に委ね、自身を楽にするための手段である。また自分の考えを客観的に肯定し、第三者の自分を作り出し、その自分に判断を委ねることでもある。」
と言われていました。
「御仏や神様を信じると心が楽になるよ。苦しい時に何かが決めてくれると楽じゃない。結局は自分なんだけどね。」と。
私は決まった宗教には属しておりませんが、山折先生の言葉で神頼み・仏頼みを心で唱えることが多くなりました。
すると自然と大きなビジネスを前にしても「やれることはやった!あとは天命を待つのみ!」という良い意味での諦めになり、大きなプレッシャーやストレスから開放されリラックスできました。
あなたも神頼みしてはいかがでしょうか?
今回は「神頼み」の思考力をお届けしました。
「黄金の知恵袋」
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
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