起業・経営に必要な税の豆 知識 その1

起業・経営に必要な税の豆知識 その1

 

はじめに

こんにちは。影谷です。

本日は起業・独立・開業において、あなたが経営者になった時に絶対必要になる「」についての思考力をお伝えしたいと思います。

これまでに私は起業で成功したい方へ、その成功への道しるべとなるように「知の巨人」からの成功ビジネス術をお伝えしてきました。

経営で大切な2本の柱について過去の記事でもご紹介しますが、経営には「攻め」と「守り」があると思います。

「攻め」は営業や販売といった外交手段。これがないと外貨を獲得できず、そもそもの成功はありません。スタートはまず外の世界と自分(自社)との接点開発から始まると思います。

どのような手段で世の中に広めていくのか、自分の存在意義を発表していくのか、あなたは十分なくらい理解していることだと思います。

 

「守り」は日々の経営実務作業。財務処理や税対策、帳簿作成なども経営を行う者として最重要な課題です。

よく営業や販売は花形。営業部からたたき上げて出世街道を駆け上がっていくのだとよく世間では言われていますが、私は営業の面と同様に総務部門や経理部門の支えが無くしては会社は成立しないと考えています。

私が以前いた会社でも営業部や事業部ばかりが評価され、経理部や総務部の扱いがあまり良くないという場面を何度も目にしてきました。

経理や総務は日々のルーティンワークでその重要性を忘れられがちです。

事業や営業は山あり谷ありのドラマティックに富んだ日々の活動がありますので、どうしても注目されるのです。

しかし、経営で数字を握っておくということは何者にも勝るものはない!

あまり良い例ではありませんが、世間で■■会社の経理担当が○億円横領したっていう事件が時々巷を騒がせますよね。

会社のお金を遊ぶ金欲しさに中抜きしてしまう・・・。とても恐ろしいことです。

なぜ経営者の目を盗んでそんなことが出来るのか。

それは裏を返せば経営者である人間よりもそれ以上に「数字を握っているから」ということでしょう。

事件を起こした担当者は何十年選手といわれるようなベテランばかり。

会社の数字を熟知するあまりにその抜け道までわかる。経営者以上にお金の流れを把握していると言うことなのでしょう。

これをみても経営における実務管理という重要性をわかってもらえると思います。

そして経営における経営実務で重要なのは「税対策」。

経営者となれば、お金の流れ「キャッシュフロー」を把握しておき、お金の出入りを管理することがとても重要になってきます。

またできるだけコストをカットして設備投資や商品開発に回したいですよね。

無駄なお金を払い続けてバカを見ないように、ちゃんとした税理士さんに相談するのがベストだと思いますが、その前に「税の豆知識」についてご紹介したいと思います。

記事の信頼性

 

この記事を書いている私は、過去に赤字経営だった事務所経営を黒字化し、年商2億円を売り上げていました。

現在も事業イベントプロデュースのビジネスに携わる傍ら、日本中の知識人から学んだ経営術を伝える当ブログを運営しています。

特に対面営業と経理実務に関することを追求することが好きです。

事業を経営する上で発生する税金の種類と納付スケジュールについて

個人事業主として経営をスタートさせた場合、税金の種類と1年間のスケジュールが決まっています。

キャッシュフローを把握しておかないと経営が黒字なのに「倒産」なんてことも本当にあります。

まずは税金の1年のスケジュールを把握しましょう。

下記の表をご覧ください。

●個人事業主に発生する税金の種類と納付スケジュール

 

●法人に発生する税金の種類と納付スケジュール(12月決算の会社を想定)

信頼のおける顧問税理士さんがついていれば全く問題の無いことですが、経営者であるあなた一人で税金対策を行うのであれば、1年のスケジュールは重要です。

法人である、法人化を目指しているという経営者は特にその仕組みが複雑になりますので、やはり税理士さんとタッグを組むことがオススメです。

 

青色申告と白色申告について

確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があるのをご存知でしょうか。この2つの違いを理解しているかどうかで納める税金の額が大きく変わってきます。まず青色申告って何?白色申告と比較した際のメリット・デメリットは?を見ていきましょう。

そもそも税の申告には1年間(1月1日から12月31日までの間)に生じた所得金額を正しく計算し、収入金額や必要経費に関する日々の取引の状況を帳簿に記録(記帳)し、取引に伴って作成したり受け取ったりした書類を保存しておく必要があります。 

青色申告は、日々の取引を所定の帳簿に記帳し、その記帳に基づいて正しい申告をすることで、青色申告制度とは、一般の基調より高い水準の記帳をし、その帳簿に基づいて正しい申告をする人に、所得の計算等について通常より有利な取り扱いを認める制度です。

ではどんな有利な取り扱いがあるのでしょうか?

下記の特典一覧を御覧ください。

青色申告メリット

青色申告の特典一覧ポイント

1.青色申告特別控除 ・・・事業所得から65万円(または10万円)が控除されます。

2.青色事業専従者給与 ・・・その事業に従事している生計を一にする親族(年間6ヶ月以上勤務)に支払った給与を必要経費として算入できます。

3.純損失の繰越控除 ・・・その年に生じた純損失の金額を翌年以後3年間にわたって繰り越し、繰り越した年分の所得から控除することができます。

4.資産の一括経費処理 ・・・1個あたり30万円未満の資産を購入した場合、一括して経費処理できます(但し、年間総額300万円まで)

 

青色申告デメリット

青色申告を適用するためには事前の承認申請が必要です。つまり、すぐに青色申告をしたいと思っても、適用することはできません。また、それ以上に大きなデメリットとして、青色申告で求められる要件(正規の簿記の原則により記帳されたもの。通常は複式簿記)を満たした帳簿を作成する必要があり、一定の帳簿書類等を保存しておかなければならない、ということが挙げられます。

また青色申告で求められる要件を満たした帳簿を作成するためには、一定の簿記の知識を有していなければなりません。その知識をもとにして、簿記のルールに従って、取引をこまめに記録していく作業が必要です。つまり税理士の力が必要になるということ。

最近は会計ソフトが進化し、「青色申告も簡単に作業ができる!」というものも存在しているのですが、そもそも税への知識が一定無いとここぞという時のミスをリカバリーできるの?と私は思います。

そのような知識や時間を割かずとも、税理士との顧問契約をすることが一番、本来の業務時間を割くことなく本業に専念しながら税対策を行えると私は考えています。

白色申告

白色申告制度とは、青色申告のような有利な取り扱いは認められませんが、簿記の知識がなくても簡易な帳簿を作成することで確定申告ができる制度です。

但し、白色申告に税務調査が入った場合、必要に応じて国税庁が所得を推計し、課税することがあるので注意が必要です。

 

青色申告と白色申告の比較

  白色申告 青色申告
税務署への届出の必要 なし あり
青色申告特別控除の特典 なし 10万円 65万円
記帳義務 簡易簿記 簡易簿記 正規の複式簿記
決算書の作成 収支内訳書 損益計算書

損益計算書

賃借対照表

専従者給与

(生計を一にしている家族従業員への給与)

配偶者86万円まで※

その他親族50万円まで

※但し、所得に応じて制限あり

妥当であれば、金額の制限なし。

(ただし、専従者の届出が必要)

赤字の3年間繰り越し特典 なし あり

30万円未満の資産の

一括費用計上

なし あり

 

白色申告をした方がいい人

では青色申告のメリットを受けなくても、白色申告で十分という方もいるでしょう。

白色申告をした方がいい人はどんなひとでしょうか。

白色申告は、経理の方法としてみた場合、比較的簡単で、事務負担がとても少なくて済みます。

白色申告の帳簿は「簡易簿記」といって、仕組みは現金出納帳や家計簿と大差ありません。

手書き限定といったルールも有りませんから、無料のフリーソフトなどを使って処理しても良いでしょう。

そのため、以下のような人は白色申告に向いていると思います。

白色申告に向いている人

・事業規模を広げたくない人

・税優遇への執着がない人

・年の途中で事業を始めたばかりで収入が少ない人

 

青色申告をした方がいい人

青色申告は、経費の方法としてみた場合、簿記の知識が必要で、賃借対照表や損益計算書、税金の知識も必要になってきますし、事務負担もかなり大きくなってきます。

下記の表を御覧ください。

会計帳簿と確定申告書の仕組み

このように、青色申告制度が適用されるには、上記の会社帳簿を備え付けなければならず、その作成には会計・税務の知識が必要になります。

経理経験のない人が記帳をした場合は、税理士のチェックをお願いしないで申告すると、後日間違いが発見されて、追徴されるリスクも無いとは言えません。

しかし青色申告は前述したとおり、かなり有利なメリットがあるので事業規模を拡大したい方、する予定の方にはその恩恵を受けるためにも、青色申告が絶対オススメです。

そしてのその作業は「餅は餅屋」の税理士にお願いするのがベストです。

まとめると青色申告をした方が良い人は下記のような方です。

青色申告に向いている人

・従業員を雇っており、事業規模が大きい人

・青色申告の恩恵を受けたい人

・税理士と顧問契約パートナーをしている人

 

いかがでしたでしょうか?

今回は起業・経営についての税への豆知識その1をお届けしました。

新規開業してから、経営事務をどのように対策していくか。

経営者としては大変な課題かもしれかませんが、その対策としては『顧問税理士』の存在が大きいと感じます。

 

「黄金の知恵袋」

本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。

次回は起業・経営に必要な税の豆知識 その2をお届けします。

起業・経営に必要な税の豆 知識 その2

ABOUTこの記事をかいた人

執筆者【経歴】関西出身 ▶︎年商2億円の事務所経営経験(芸能関係/10年) ▶︎国内ポピュラーコンサート・イベント運営企画 業務に携わっています▶︎ Blog「黄金の知恵袋」 (最高月3万PV )運営 ▶︎ 元・超あがり症 ▶︎ ビジネスに関する税対策や経営実務が得意です ▶︎伝えたいこと:自分がビジネスマンとしてレベルアップしたときに経験した知恵と面倒な経営実務や財務処理、税の対策を中心に「経営で頑張る人」に悩みとその解決策をお伝えしています。▶︎メッセージ:このブログのビジネステクニックや思考力を実践して一流のビジネスパーソンを目指してください!